日清フーズ新商品「青の洞窟 GRAZIA(グラツィア) 4種魚介のペスカトーレ」

日清フーズは、冷凍の新商品9品とリニューアル品4品を9月4日に発売する。新型コロナウイルスで高まる中食・内食需要により応えるべく、外食の代わりになるような付加価値の高い商品を訴求する。冷凍食品の売上目標は50億円。

今回は、「青の洞窟」シリーズ8品、「マ・マー THE PASTA」シリーズから新商品1品とリニューアル品3品、「マ・マー 大盛りスパゲティ ナポリタン」のリニューアル品をそれぞれ投入する。

内食ニーズ増加を背景に、冷凍食品などで「プレミアム感がある商品」が求められているという。そこで、高付加価値ブランドの「青の洞窟」シリーズから新商品を多く投入して提案を強める。

2019年11月に初の冷凍食品を投入した「青の洞窟 GRAZIA(グラツィア)」は、外装パッケージなしのトレー付き商品3品を発売する。トレーの外側は深い青色、内側は中身を際立たせるクリーム色にした。既存ユーザーに加えて若年層を含めた新規ユーザー獲得を狙う。

「青の洞窟」のレギュラー品は、ソース量を増やすなどの改良と共に、パッケージデザインを縦型に変更して陳列効率を高める。

8月21日に実施のWEB 商品説明会で、プロダクトマネジメント統括部長の岩橋恭彦常務取締役は「来春までは今のような中食や内食へのシフトの需要が進むと思う。(冷凍食品は)『青の洞窟』シリーズを多くしたほか、昨秋リニューアルの『THE PASTA』を今回一部で刷新し、さらに強化を図っていく」とコメントした。

なお、想定価格は「青の洞窟」が258円、「青の洞窟 グラツィア」は398円。新商品・リニューアル品は次の通り(価格は1品を除きすべてオープン)。

〈日清フーズ 冷凍新商品〉
▽青の洞窟 GRAZIA 4種魚介のペスカトーレ(235g)=フライパンであおる調理方法を具現化した。ソテー製法でパスタとソースの一体感を高めて美味しさを追求している。魚介の旨味を引き出すため、ソースに小柱のミンチを配合。小柱を炒めてトマトや魚介の旨味を加え、豊かな味わいに仕上げた。

▽青の洞窟 GRAZIA 海老と彩り野菜のうにクリーム(270g)=大ぶりの海老を使用した。魚介の旨味を引き出すため、ソースに小柱のミンチやうにピューレーを配合。クリームのコクがしっかり感じられるよう仕上げた。

▽青の洞窟 GRAZIA 牛肉のラグーソース リガトーニ(225g)=具材感と肉の旨味をしっかり感じられる牛肉のラグーを贅沢にトッピングした。食べ応えのある溝付きのリガトーニを使用した。

▽青の洞窟 牛肉と赤ワイン仕立てのボロネーゼ(290g)=既存品から牛挽肉の量を30%アップ、ソースは4.6%増やした。赤ワインと生クリームでコクのある味わいに仕上げた。

▽青の洞窟 燻製パンチェッタのカルボナーラ(270g)=卵黄量は既存品の4倍。パルメザンや、ペコリーノ・ロマーノなどを使用した。

▽青の洞窟 彩り野菜の完熟トマトソース(300g)=イタリア産あらごしトマト果肉を使用した。ソースの量は既存品から13%アップさせた。

▽青の洞窟 ズワイ蟹のトマトクリーム(270g)=ズワイ蟹ほぐし身の量は既存品から50%アップ。ズワイ蟹の風味と完熟トマトの旨味、生クリームのコクを味わえる。

▽青の洞窟 生パスタ バジル香るジェノベーゼ(270g)=既存品からバジル量は30%、ソース量は7%アップ。3種のチーズとエキストラバージンオリーブオイルでコクを加えた。

▽マ・マー THE PASTA じっくり煮込んだ濃厚ボロネーゼ(290g)=肉の量を多くして食べ応えを高めた。

〈日清フーズ 冷凍リニューアル品〉
▽マ・マー THE PASTAソテースパゲティ ナポリタン(290g)=炒めた香ばしさをより際立たせるパッケージデザインにそれぞれ刷新。

▽マ・マー THE PASTAソテースパゲティ 宮崎県産ほうれん草のバター醤油風味(265g)

▽マ・マー THE PASTAソテースパゲティ 彩り野菜のペペロンチーニ(260g)

▽マ・マー 大盛りスパゲティ ナポリタン(360g、希望小売価格は税別335円)=従来品比1.5倍のケチャップを使用した。

〈冷食日報2020年8月24日付〉