ご当地食材でめちゃウマに!リピ確実「アレンジレシピ」4選

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その地で採れる特産物や、独自の調理法で作られたオリジナルのご当地食材。

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地方だけで長年愛されてきたご当地食材が、近頃テレビ番組で取り上げられるなど話題となっています。

その地に赴いて食材を買いに行くことができない今だからこそ、都内にある全国のアンテナショップで食材を調達して、その味を堪能してみませんか?

今回は、一度は食べて欲しいご当地食材と、それを活用したリピート必至のオリジナル料理のレシピを紹介します!

【青森】モッチモチの「豆しとぎ」がイタリアンに変身

「ホタテと豆しとぎのニョッキ」

青森独自の食べ物、「豆しとぎ」。

初めてその名前を聞いたという人も多いのでは?

お米と大豆を潰して混ぜ合わせた、おもちの原型ともいわれる、もちもち食感があとを引くこのお菓子。

大豆や金時豆など様々な豆で作られていますが、今回は青大豆で作られた豆しとぎをイタリア料理のニョッキに見立てた料理を紹介。

青森の名産のリンゴをお酒にした「シードル」とむつ湾で獲れた大粒のホタテを、ニンニクを混ぜ込んだ塩麹で味を整えた、たった15分で作ったとは思えないほど味わい深いクリームベースのニョッキです。

本来、ニョッキはジャガイモを茹でて、それに小麦粉を加えて練り、さらに茹でる……というとにかく時間と手間がかかる料理。

でも、豆しとぎを使えば解凍してサッと表面を焼くだけで、手軽にニョッキの代わりとして使えます。手間をかけずに豪華に見えるので、ぜひ週末に作ってみては?

【富山】「ホタルイカの素干し」でお酒の進むおつまみを

「ホタルイカの素干しのカルパッチョ風」

ホタルイカといえば、富山。毎年3月1日に量が解禁され、春の訪れを感じさせる食材です。

しかし、ホタルイカの漁ができる時期は3月から5月までと定められていて、しかも養殖をするのもとても難しいので、本当に限られた時期だけに味わえません。

でも、現地ではその美味しさを一年中味わえるようにと、ホタルイカを素干しにして、旨味をギュッと濃縮した「ホタルイカの素干し」を珍味として販売しています。

このホタルイカの素干しと大根でシンプル&濃厚なカルパッチョ風おつまみはいかがですか? お酒にぴったりの一品です。

カルパッチョはお刺身を使って作りますが、今回は塩揉みして柔らかくした大根を白身のお刺身に見立てて作ります。

水分の抜けた大根のスライスに粗みじん切りにしたホタルイカの素干しを乗せるだけの簡単料理ですが、あっさりした大根がホタルイカの旨みを吸い込み、濃厚な味わいを堪能できます。

ちなみにカルパッチョで使い切らなかったホタルイカの素干しは、ぜひワタの部分を軽く火で炙って、そのまま食べてみてください。

ワタが溶け出し、苦味と香りが口の中に広がる大人な味を楽しめます。

【長崎】上品な「あごだし」の旨味が野菜の麺に染み染み!

「あごだしの春雨ベジヌードル」

長崎県の特産品「あご」を知っていますか?

「あご」とはトビウオの別名で、長崎ではこの名称で呼ばれています。長崎の五島の近辺では9月頃の季節風が吹くと「あご」の大群が押し寄せ、これを獲って水揚げ後、すぐに干したものが「あごだし」になります。

海上を飛ぶトビウオは他の魚に比べて雑味となる脂肪分が少ないので、上品な旨味が特徴。

その旨みを存分に楽しめる春雨ベジヌードルスープはカロリーは控えめなのに、栄養は満点。お酒の後の締めにも、朝ご飯にもおすすめです。

このレシピでは根菜をピーラーで帯状にスライスして、麺のようにすることで食感を楽しめるように工夫をしています。

ニンジンなどの根菜が苦手な子どもでも、これなら抵抗なく食べてくれるはずですよ。また、季節ごとに旬の野菜を自分でアレンジして入れるのもおすすめです。

ちなみにスープで使った「あごだし」は袋からだしがらを取り出し、醤油やみりん、ごまと炒めながら水分を軽く飛ばせば、手作りふりかけにもなります!

【沖縄】「A1ソース」のコクでごはんのおかわりが止まらない!

「ソーキの泡盛ソース焼き」

沖縄では定番のステーキソース「A1ソース」に「黒糖」、そして「泡盛り」で作ったソースを、骨付き豚肉の「ソーキ」にたっぷり絡めたこのレシピ。

酸味と甘味がアクセントになった骨付き肉なので、とにかく食べ応え満点! 付け合わせのゴーヤがいい箸休めとなり、いくつでもお肉を食べられてしまいますよ。

野菜や果実、スパイスをモルトビネガー(大麦をベースにした酢)で作られている「A1ソース」。沖縄だけにアメリカで作られたソースかと思いきや、実はイギリスのもの。

日本のソースより酸味が強いので、さっぱりとした後味が特徴。

ステーキ肉にA1ソースを直接かけるだけでも十分おいしいですが、ミートソースやドミグラスソース、ビーフシチューを煮込む際に加えると、いつもとはひと味違うコクのある味付けができます。

北は青森から、南は沖縄までの4カ所のご当地食材をご紹介しました。

まだまだ食べたことのないご当地食材が日本各地にはたくさんあるんですね。ぜひレシピ動画でお料理に活用する方法を学んで、普段のお料理をちょっとアレンジしてみてはいかがですか?

もっと全国のご当地食材を生かしたお料理が知りたい人は、「オンラインクッキングスタジオ」をぜひチェックしてみては? これまで味わったことのない、新しい味に出会えるはずです!