画像は高山医師のFacebookスクリーンショット

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沖縄県の病院において感染症診療と院内感染対策に従事している高山義浩医師は、県内の宿泊療養施設で、一部の患者が看護師に対し強く当たることがあるとして配慮ある行動を呼び掛けた。

高山医師によると、この宿泊療養施設では、「日中3人、夜間2人の看護師体制で約100人」の軽症患者を見守っている。この隔離生活の中で一部の患者は、ストレスから看護師に強く当たるようになることがあるという。このような行いについて高山医師は、「仕方がないこと」としながらも「やや言葉が過ぎます」と指摘している。

特に、看護師が辛いのは、入院していた病院と比較されることだという。宿泊療養施設で働く看護師は、「1人で数十人を担当」するだけでなく、「頻繁な入所と退所、室内清掃、急変対応」などにも追われている。急変を見逃さないよう見守る看護師に対し、監視しているように受け止める患者もいるという。

「あってはならない言葉が投げつけられました」--患者が看護師にそのような言葉を向けたことに対して高山医師は、「コロナの流行は、人の心も蝕みます。何とか気持ちを立て直してほしい」とコメント。特に宿泊療養施設で働いている看護師たちは、「沖縄県におけるコロナ流行に対して、何とか役に立ちたいと意気に感じて、志願して来てくれた方々」だとして、「世間から光を当てていただければと思います」と語っている。