4回に3号3ランを放ったレイズ・筒香嘉智(左)【写真:AP】

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左翼へ鮮やかな一発、解説は冷静に分析「投手の反応が結果を物語っている」

■レイズ 7-5 Bジェイズ(日本時間17日・バッファロー)

 レイズの筒香嘉智外野手が16日(日本時間17日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「5番・左翼」で先発し、4回の第2打席で鮮やかな3号3ランを放った。筒香が得意とする逆方向へ強烈な一発が飛び出すと、地元テレビ局「FOXスポーツSUN」の実況チームは「これはすごい!」と大興奮だった。

 この日、レイズ打線はブルージェイズ先発シューメーカーに苦戦していたが、その流れを吹き飛ばす一発となった。2点を追う4回2死一、二塁。筒香はカウント2-2からの5球目スプリットを強振すると、打球は左翼フェンスを越える文句なしの3号3ランとなった。

 鮮やかに空高く舞い上がった打球に、実況を担当するスターツ氏が「レフトへ空高く上がった! そしてそれは消えていった! ツツゴウの逆方向へのホームラン! 3ランショットでレイズは3-2でリード! これはすごい!」と大興奮で伝えると、元メジャー左腕で解説を務めるブライアン・アンダーソン氏は冷静な分析を始めた。

「シューメーカーの反応が結果を物語っています。最初に(バットが)コンタクトした瞬間、彼は頭を下げていました。コンタクトがいかに強烈だったか、そのリアクションからも分かるでしょう。見て下さい。彼は打たれた瞬間に(ホームランになることを)分かっていました」

 被弾した投手が思わず頭を垂れてしまった文句なしの一発で、チームは一時逆転に成功。直後に再逆転を許したが、8回にアダメスが勝ち越し2ランを放ち、勝利を手に入れた。最近5日間で2本塁打と結果が出始めた筒香。日本にいる頃から夏は打撃の調子が上向く傾向にあったが、このまま一気に本来の姿を取り戻したいところだ。(Full-Count編集部)