服についている「ポケット」には実は知られざる政治的意味が絡んでいるのですが、普段、何気なく衣服を選んでいるとその意味や役割に気づかないもの。多くの人が愛用するジーンズにも、多くの人が知らない「ポケット」の役目がありました。

What's That Little Pocket on Your Jeans For? | The Art of Manliness

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ジーンズのデザインは定番化しており、お尻の位置に左右のポケット、前面にも左右両方のポケットがありますが、その前面のポケットの中にさらに小さなポケットが存在することに、思い当たる人も多いはず。しかし、この小さなポケットを実際に利用している人や、何のためのものなのかを知っている人は少ないかもしれません。



このミニポケットは「チケットポケット」と呼ばれることがあり、アメリカでは映画の半券が収まるサイズであることから、チケットを入れるために利用されることがあるとのこと。またコインをミニポケットに入れる人もいますが、その小ささからコインを取り出すのは非常に困難であり、コインをしまったことを後悔する人も少なくありません。

ジーンズのミニポケットの由来は、ジーンズが発明された1870年にまでさかのぼります。もともとこのポケットはカウボーイや職人が懐中時計を入れるために付けられました。実際に作家・編集者であるBrett McKay氏が懐中時計をミニポケットに入れてみたところ、完璧にフィットしたとのこと。時計を入れた時のフィット感は緩すぎずきつすぎず、取り出しが非常に容易で、「私が1880年代のカウボーイであればこの小さなポケットの便利さを実感できたでしょう」と語っています。



リーバイスの創業者であるリーヴァイ・ストラウスは、鉱山作業員を支える丈夫な作業着を作り出すべく、それまでになかった全く新しいズボンを生み出しました。その後、時代に求められる衣服を作っていくなかで、懐中時計を入れるポケットもデザインされたというわけです。