「在庫速報.com」は、8月14日、マスク1枚あたりの最低価格が1枚6円となり、下落傾向に底打ちの兆しが見えていることを明らかにした。

使い捨てマスク1枚当たりの最低価格は、同社が記録を開始した4月9日以降、しばらく上昇が続いていたが、4月24日時点の「1枚57円」を境に下落傾向に。その後、マスクの需給バランスが大幅に改善されたことを受けて、現在まで下落傾向が続いている。

しかし、通販サイトの在庫価格(最低価格/平均価格)をモニタリングしている「在庫速報.com」によると、この下落傾向には、そろそろ底打ちの兆しが出ているという。

未だ下降傾向にあるものの、その下落スピードは明らかに鈍化しており、4月24日からの8週間で最低価格が84%下落したのに対して、その後の8週間の下落は33%。平均価格も同様で、4月24日からの8週間で78%の下落に対して、その後の8週間の下落は29%と、グラフを見ても徐々に横ばいに近い状況になってきている。


平均は「在庫速報.com」に掲載されたマスクのうち、単価が低い上位100商品の平均単価

現在、通信販売されている使い捨てマスクは、そのほとんどが送料込みの価格となっているため、現在の平均価格/最低価格は、コロナ禍以前と変わらない価格といってもよいだろう。マスクは今や生活に欠かせない必須アイテムとなっており、今後も需要は高いレベルで維持されることが予想される。

アスツール株式会社「在庫速報.com」
URL:https://zaikosokuho.com/mask/stats/
2020/08/14