セルビア・ベオグラードの動物園で飼育されている、飼育下で世界最高齢のワニ「ムヤ」(2020年8月13日撮影)。(c)Andrej ISAKOVIC / AFP

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【AFP=時事】セルビアのベオグラード動物園(Belgrade Zoo)で今月、ワニの「ムヤ(Muja)」が来園83周年を迎えた。第2次世界大戦(World War II)や旧ユーゴスラビア内戦の爆撃を生き延び、それに伴う国家体制の変遷を小さなプールの中から見つめてきた、飼育下で世界最高齢のワニだ。

 ムヤがドイツの動物園からやってきたのは、1937年8月。当時のベオグラードは、ユーゴスラビア王国の首都だった。

 ただ、ベオグラード動物園の飼育員らによると、生まれた正確な日付は不明だ。来園当時の新聞では、開園して1年後にやってきたムヤは2歳だと報じられている。だが、紙面に掲載された当時の写真を見る限り、もう少し年齢が上だった可能性がある。飼育員たちは、ムヤの実年齢は既に90歳を超えているのではないかと考えている。

 ムヤは今年5月、ロシア・モスクワの動物園で飼育されていた1936年生まれのワニ「サターン(Saturn)」が死んだことで、世界最高齢に認定された。 

「高齢の割に健康状態は良好」で、普段はあまり動かないが、餌の時間になると活発になる。とはいえ、餌を食べるのは現在は毎月1、2度だけ。最近は「獲物」を捕らえるのに介助が必要になってきて、飼育員がムヤの鼻先に餌を置くことも多い。

「あと15〜20年は十分、元気に生きられるはず。ぜひとも100歳の誕生日を祝いたい」と、AFPの取材に応じた飼育員は話した。

【翻訳編集】AFPBB News

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