アマゾン熱帯雨林に位置するブラジル・マトグロソ州で起きた森林火災で立ち上る煙(2020年8月6日撮影)。(c)CARL DE SOUZA / AFP

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【AFP=時事】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は11日、アマゾン(Amazon)熱帯雨林が火災で荒廃しているというのは「うそ」だと主張した。政府のデータは、同地域での火災発生件数が増加傾向にあると示している。

 アマゾンでの大規模火災や森林破壊の拡大をめぐり国際的に非難されているボルソナロ氏だが、同熱帯雨林を共有する関係国とのビデオ会議で、「熱帯雨林に火は付かない。アマゾンが燃えているというのはうそで、われわれは正しい数字でこれに対抗しなければならない」と述べた。

 だがブラジルの国立宇宙研究所(INPE)の衛星データからは、同国領のアマゾンで先月発生した森林火災の件数は昨年7月と比べて20%増加し、6803件だったことが分かっている。

 専門家によると、アマゾンでの火災は通常、自然発生するものではなく、農業や大規模放牧のために人間が違法に放火することで起きるという。

 極右のボルソナロ氏は、保護されたアマゾンの土地を鉱業や農業に活用すべきだと提唱している。

【翻訳編集】AFPBB News

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