香港国家安全維持法(国安法)に違反した疑いで逮捕・保釈された民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さん(23)がきょう13日(2020年8月)未明、インターネットでメッセージを発信し、日本語で逮捕の恐怖を語った。「もう出られないんじゃないかと本当に怖かった」という。

香港警察に逮捕されたのは10日夜、自宅を捜索してパソコン2台、携帯電話3台を没収された。拘束中、周さんは「(欅坂46の)『不協和音』の歌詞がずっと頭の中で浮かんでいた」そうだ。

現地報道「周さんの日本語での発信が問題視されている」

『僕は嫌だ 不協和音を僕は恐れたりしない 嫌われたって 僕には僕の正義があるんだ』と決意を歌った曲だ。国安法の最高刑は無期懲役。香港警察は容疑内容をはっきり示さず、周さんのパスポートを取り上げた。

香港在住のジャーナリスト、富谷瑠美さんは「周さんは日本語でしゃべりすぎた、日本メディアに出ての発言を問題視されたのではないかと報道されている。具体的にどの行為が該当したのかは、現地でもわからない」と話す。

国安法は外国人にも適用される。香港に17年住む日本人男性は「怖いなという感覚で、ソーシャルメディアの書き込みを控え、立ち話にも気をつけるところはあります」と実感を語った。

坂口孝則(経営コンサルタント)「香港問題とコロナウイルスの発生時の対応で、中国がどういう国かわかった。日本は姿勢や圧力を強めないとやばい」

SNSには周さんの英語名からとった「#FreeAgnes」(アグネスを解放せよ)という抗議の呼びかけ投稿が日本を中心に広がった。香港から日本に身を寄せたい人へのビザ発行を緩和する動きも出始めているが、モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)は「(日本政府は)ただ遺憾の意や懸念を表明するだけではなく、ぜひ周さんたちを応援して」と注文をつけた。

下川美奈(日本テレビ報道局社会部解説委員)「他人事にせず、きちんと監視して中国の暴走を抑えないといけません」

司会の加藤浩次「日本もしっかりと意見を出した方がいいよ」