国宝 青井阿蘇神社 水没奉納刀 1000年先まで遺すプロジェクト

写真拡大 (全4枚)

熊本県人吉市にある国宝・青井阿蘇神社は、令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた。この水害で水没し錆び付いた奉納刀77振を修復するクラウドファンディング「国宝 青井阿蘇神社 水没奉納刀 1000年先まで遺すプロジェクト」が8月13日から開始される。

7月の豪雨では、青井阿蘇神社の境内にも水が押し寄せ、1200年以上の歴史を持つ建築物ばかりではなく、重要な文化財や神事等で使用される御神刀奉納刀剣類も水没。水が引いた後、瓦礫の中から奉納刀を救出し洗浄したが、「戸惑いを感じるくらいの無残な姿」「たった2日間で、ここまで錆付くものかと...」絶句するほどの姿となっていたという。

クラウドファンディングでは、水没した奉納刀の修復費用を募る。77振全てを修復するためには3000万円ほどかかるが、当面の目標金額は500万円。「1振1振を地道に、そして確実に救っていきたい」としている。

出資者へのリターンは、「1000年先まで遺る、1000年先まで使える返礼品」として、奉納刀の休め鞘として未来永劫、御刀とともにある白鞘に支援者の名前を墨書きする「白鞘墨書」を用意。10万円のコースでは、人吉藩2代藩主 相良頼寛公の家臣より奉納された御刀「御神刀 高井越前守源信吉」の白鞘か木箱に名前が墨書きされる。また、支援者へは全員に復興後開催予定の「水没奉納刀展(仮)」において、1000年先の子孫も何度でも使える拝観チケット「1000年チケット」も送られる。