「お願いです。素足での入館はご遠慮ください」――。新潟市の北方文化博物館のこんなツイートに10万件の「いいね」がつき、話題になっている。サンダル履きで来館し、素足で歩く入館者の足跡が木の廊下に残ってしまうのだ。「どうか文化財を汚さないで」と訴えている。

北方文化博物館は国の登録有形文化財に指定されており、2008年にはG8サミット労働大臣会合のレセプション会場にもなった。夏になって困っているのが、廊下の足跡だ。博物館が投稿した写真では、焦げ茶色の廊下に多数の足跡がうっすらと残っているのがわかる。「確認したところ、素足で歩いたことによる皮脂汚れと、足の裏に付着していた泥の汚れだということがわかりました」と伊里浩学芸員。洗剤を使わず、3〜4人の職員で1時間作業したが、完全に消すことはできなかった。

皮脂汚れに泥汚れ、文化財の「破壊行為」だし「マナー違反」...

文化財建造物保存技術協会の賀古唯義氏は「皮脂汚れに泥汚れが加わると、脂分が汚れを定着させてしまいます。私のような"守る"商売をしている人間から見たら、破壊行為です」と指摘する。日本サービスマナー協会の森麻紀講師も「素足は不衛生だし、マナー違反です。サンダルなど素足で外出する際はきれいな靴下を持ち歩くのが一番良い」と話す。

野上慎平アナウンサー「文化財が造られた時代には、家に上がる前に土間で足を洗う習慣がありましたが、洋式になっていくにつれて足を洗わなくなりました」

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「あんな風に汚れがついてしまうことは知りませんでした」

司会の羽鳥慎一「履くビニールを用意するといいかもしれません」