ダイコク電機(6430)、業績悪化で株主優待を廃止! ポイント制の優待は廃止も、2021年3月期の配当は前 期と同じ「1株あたり40円」で、利回り3.30%は維持!

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 ダイコク電機株式会社が、株主優待を廃止することを、2020年8月7日の17時に発表した。

 ダイコク電機の株主優待は、これまで毎年9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて、食品や電化製品など、さまざまなギフトと交換できる『株主優待ポイント』を贈呈」というものだった。

 しかし、この株主優待は2019年9月末の株主に実施された分を最後に廃止される。ただし、2020年9月末時点の株主が、それまでの株主優待で獲得したポイントを未使用で繰り越している場合は、そのポイントを行使できるように配慮される。

 株主優待の廃止の理由は「当社グループが携わるパチンコ業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により先行き不透明な事業環境の継続が想定され、2021年3月期における当社の業績予想につきましても大幅な減益を見込んでおります。当社といたしましては、慎重に検討を重ねました結果、利益還元については配当重視とさせていただきたく、誠に遺憾ながら株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。

 なお、ダイコク電機の2021年3月期の配当予想は、前期と同額の中間配当10円、期末配当30円となっており、配当利回りは3.30%と、比較的高いレベルを維持することを見込んでいる。

廃止されるダイコク電機の株主優待制度の詳細と利回りは?

◆廃止されるダイコク電機の株主優待制度の詳細
基準日 保有株式数 株主優待内容
9月末 100株以上 株主優待ポイント3000ポイント
※1年以上の保有で1.1倍(以下同)
300株以上 株主優待ポイント6000ポイント
500株以上 株主優待ポイント1万2000ポイント
700株以上 株主優待ポイント1万5000ポイント
1000株以上 株主優待ポイント2万ポイント

 ダイコク電機の2020年8月7日時点の株価(終値)は1212円なので、株主優待が廃止されなければ、利回りは以下のようになっていた(株主優待ポイントは1ポイント=1円として計算)。

(100株保有の場合)
投資金額:100株×1212円=12万1200円
優待品:株主優待ポイント3000円相当
優待利回り=3000円÷12万1200円×100=2.47%

(300株保有の場合)
投資金額:300株×1212円=36万3600円
優待品:株主優待ポイント6000円相当
優待利回り=6000円÷36万3600円×100=1.65%

(500株保有の場合)
投資金額:500株×1212円=60万6000円
優待品:株主優待ポイント1万2000円相当
優待利回り=1万2000円÷60万6000円×100=1.98%

 ダイコク電機の株主優待は、食品や電化製品など、好きな商品と交換できる「株主優待ポイント」だったが、今回廃止となることが発表された。株主優待利回りは100株保有時で2.47%と高かったため、失望している投資家は多いだろう。実際、SBI証券の夜間取引(PTS取引)では一時、発表当日(2020年8月7日)の終値1212円よりも212円も安い1000円(−17.49%)を記録している。
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 今後は「配当重視」とのことで、2021年3月期の配当予想は前期並みを維持し、配当利回りは3.30%。とはいえ、今回の株主優待の廃止は、新型コロナウイルスの影響による急激な業績悪化が背景にあるため、投資をする際には注意が必要だろう。
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 ダイコク電機はパチンコホール向けのコンピュータシステムの開発などを手掛ける企業。本社は名古屋市。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高280億円(前期比15.0%減)、営業利益4億円(前期比72.1%減)、経常利益5億円(前期比70.1%減)、当期純利益3億円(前期比71.7%減)。

■ダイコク電機
業種コード市場権利確定月
機械6430東証1部・名証1部9月末
株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り
1212円100株12万1200円3.30%
【ダイコク電機の最新の株価・株主優待の詳細はこちら!】
※株価などのデータは2020年8月7日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。