ベラルーシの首都ミンスクで、大統領選の投票締め切り後の衝突の際に地面に横たわった負傷者(2020年8月9日撮影)。(c)Siarhei LESKIEC / AFP

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【AFP=時事】(更新)ベラルーシで9日に行われた大統領選挙の結果をめぐって繰り広げられた抗議デモで、同国の人権団体は10日、警察がデモ隊を排除するためにスタングレネード(閃光〈せんこう〉と爆音を放つ手りゅう弾)やゴム弾、催涙ガスを使用した際、デモ参加者1人が死亡、数十人が負傷したと発表した。

 同国の著名な人権団体「ビアスナ人権センター(Viasna Human Rights Centre)」によれば、死亡したのはデモに参加していた若い男性で、警察車両に接触した際に頭部に外傷を負った。医療従事者による救命措置を取ることができなかったという。

 同団体のセルゲイ・シス(Sergey Sys)代表はAFPに対し、首都ミンスクでの150人超を含め、計300人超が9日に逮捕されたと明かし、「警察機関との衝突により数十人が負傷し、うち10人は病院に搬送された」と話した。

 その一方、同国内務省は9日、選挙後に開催された無許可の集会に参加したとして、警察当局が約3000人を拘束したと発表。一部の参加者が警察との衝突を引き起こしたと非難している。

 同省は、首都ミンスクで1000人を、他の都市で2000人を拘束したと発表。ミンスクでのデモ参加者らは閃光装置を点灯し、バリケードを築き、警察に向かって物を投げていたと述べた。また、ミンスクでの衝突により市民50人と警察官39人が負傷したものの、死者はいなかったと主張している。

【翻訳編集】AFPBB News

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