アルテタに難題…GKマルティネスが出場機会要求! 来季控えなら退団希望か…

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アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、新シーズンに向けて難しい決断を強いられることになりそうだ。

アーセナルは今シーズン、プレミアリーグを8位で終え、25年ぶりにトップ6を逃す結果に。それでも、8月1日に行われたチェルシーとのFAカップ決勝を制したことで、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に成功した。

その立役者となったのが、2010年の加入から苦節10年、初めて主力としてトロフィーを掲げたアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(27)だった。

マルティネスは2014-15シーズンにプレミアリーグデビューを飾ったものの、在籍10年間のほとんどをリザーブチームやウォルバーハンプトン、ヘタフェ、レディングとレンタル先で過ごしてきた。しかし、今シーズンは守護神を務めるドイツ代表GKベルント・レノ(28)の負傷離脱に伴い、プレミアリーグ第30節のブライトン戦で3年ぶりにリーグ戦に出場。

さらに、以降のリーグ戦9試合、FAカップのマンチェスター・シティ戦、チェルシー戦と11試合でプレー機会を与えられた中、安定したキャッチング、ハイボール処理、果敢な飛び出しと、ハイレベルのゴールキーピングを披露し、急速に評価を高めている。

一部で新シーズンに向けてレノを控えに回し、マルティネスを正GKにすべきとの声も挙がっている中、アルゼンチン『Continental』のインタビューに答えたアルゼンチン代表GKは、クラブに対して守護神の座を求めている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「僕はクラブのためにプレーできることを証明してきたし、来季に向けてはより多くの試合に出なければならないと思っているよ。それこそアーセナルに残る唯一の方法だ」

「僕の目標はアーセナルで自分のポジションを固め、アルゼンチン代表の正GKになることなんだ。それを実現するまで、止まることはないよ。ただ、アーセナルでプレーできない場合、間違いなく移籍することになるだろうね」

自らの手でEL出場権を獲得したことで、来シーズン再びセカンドGKに回ったとしても、2つの国内カップ戦を含め10数試合の出場は確保できそうだが、今季の活躍で自身を深めたマルティネスは、より多くを望んでいるはずだ。

対してドイツ時代から勝気な性格で知られるレノが、すんなりと控えの立場を受け入れる可能性は低く、アルテタ監督はいずれかを選び、いずれかを失うという非常に困難な選択を迫られるかもしれない。