暑さが厳しいこの時期に、涼やかなワードローブとともに準備したいのが、汗やにおいなどの肌悩みの対策。なかなか人には聞きづらい部分だからこそ、しっかりケア方法をマスターして快適に夏を乗り切りましょう。夏バテをしやすい《ダメージ予防重視さん》が気を使うべきポイントは? トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんに教えてもらいました。

【ダメージ予防重視さん】はこんな人

□ 毎年、夏バテをしやすい

□ 紫外線で髪がパサつく

□ オフィスのエアコンが寒い

□ 夏なのに体が冷える

【ダメージ予防重視さん】のボディケア方法
規則正しい寝食で、受けたダメージをその日のうちにリカバーして

湿気や日照時間の変化、家にいる時間が増えたことなどから、なんとなく体の不調を感じるという人も多い様子。先延ばしにせず、しっかりケアをして猛暑に備えましょう。

体力をキープして夏バテ予防

食事は油分、タンパク質、野菜をバランスよく

夏野菜なら枝豆やトマトがおすすめ。手の込んだ料理ができなくても、サラダにオリーブオイルをプラスしたり、トマトジュースにコンソメを入れてスープに、スムージーや豆乳にスーパーフードのパウダーやプロテインをミックスするなど……。簡単なアレンジで栄養価もグンとアップします。

お助けアイテム

(左から)サンフード オーガニック マキベリー パウダー 113g \4,800/アリエルトレーディング、ボタニカルライフプロテイン きなこ味 375g \3,195/アンファー

[左]抗酸化力が高く、健康と美しさをサポートするマキベリーを低温でじっくりフリーズドライ。
[右]豊富なイソフラボンと良質なタンパク質を効率よく摂取。

冷房によるむくみ予防

めぐりが悪くなった体はあらゆる不調を招く

冷房による冷えや、発汗による水分不足などで体内のめぐりが悪くなり、むくみがちに。お風呂上がりに適度なストレッチやマッサージを習慣づければ、体がすっきり軽くなり、目覚めもよく気持ちも前向きになれます。

お助けアイテム

(左から)アルニカ マッサージオイル 100mL \2,600/ヴェレダ、ロゼエクストラウォーターオイル フォーレッグ 100mL \3,800/メルヴィータジャポン

[左]植物成分が肌に浸透して代謝をアップ。スポーツ後のマッサージにも。
[右]脂肪分解効果があるとされるピンクベリーを配合。水分や老廃物を流すことにフォーカスした美脚オイル。

毛先の乾燥を招く紫外線ダメージをカバー

湿度と強烈な紫外線が髪にWパンチ

夏は強烈な紫外線からダメージを受け、湿度も高いのでさらに髪が広がりやすくなる原因に。日中は日傘で紫外線からしっかり髪を守り、コンディショナーやヘアパックで、乾いた髪に深い潤いをたっぷりチャージしましょう。

お助けアイテム

(左から)ニュートリプレニッシュ リーブイン コンディショナー 200mL \3,900/アヴェダ、SS ビオリス ボタニカル エステティーク インフュージング ヘアパック(モイスト)200g \1,400(編集部調べ)/コーセーコスメポート

[左]熱や乾燥から髪を守り、みずみずしく上質なツヤをキープ。
[右]コンディショナーの前に。濃厚リッチな潤いを与える。

ダメージ予防重視さんの取り入れたい快適習慣

・毎日決まった時間に寝て、起きる

日照時間が長くなり体内時計が狂いやすいときですが、エアコンのタイマーなどを活用して、規則正しい睡眠を。成長ホルモンの分泌が促され、肌ダメージのリカバーに。

・腕のむくみ取りマッサージ

[1]手を開き、親指の下のふくらんでいる部分(拇指球)を反対の親指とひとさし指ではさみ、よくもむ。

[2]手首から下を肘リンパ節までさするようにマッサージ。PCやスマホで意外と疲れている筋肉がほぐれます。

・足の指くるくるマッサージ

足の指の間に手の指をからませる。足首ごとぐるぐる回すと、次第に足の指先のめぐりがよくなってポカポカに。

・夕食後に30分間ウォーキング

夕食後に30分ほどウォーキングをするなど、有酸素運動をルーティンにすると、体内のめぐりが改善されて気持ちも前向きに。血糖値の上昇がゆるやかになるメリットもあります。

教えてくれたのは……
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん

プロフィール

取り入れやすいアドバイスが人気で、雑誌やWEBのビューティ企画でひっぱりだこ。著書に『水井真理子の寄り添い美容』(集英社インターナショナル)。

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(リンネル 2020年8月号)web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]