デビッド・モレルJr.が繰り出したノールックパンチとは……(写真は2019年のウェール・オモトソ戦)【写真:Getty Images】

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プロ3戦目でWBA世界Sミドル級暫定王座獲得のモレル、試合で見せたウィンクとは

 ボクシングのWBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦が8日(日本時間9日)、米ロサンゼルスで行われ、同級3位デビッド・モレルJr.(キューバ)が同級1位レノックス・アレン(米国)に3-0の判定勝ちを収めた。プロ3戦目で世界王座獲得。22歳新鋭が試合中に披露した“ノールックパンチ”とウィンクの決定的瞬間の動画を米メディアが公開すると、ファンから「意味ないじゃん(笑)」などと反響が集まっている。

 元アマチュア王者が暫定王座を獲得した。サウスポー同士の対決。モレルは試合中に相手を嘲笑うかのようなシーンを演じた。リング中央で距離が詰まった瞬間、右ジャブを相手ボディーにズドン。しかし、明らかに相手を見ていない。アレンの左側、カメラ方向に視線を送っている。さらにパンチ直後にステップを踏むと、左目でウィンクしたのだ。

 一部始終を捉えた動画を公開した米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」公式ツイッターは「モレルJr.のノールックパンチが着弾。からの、ウィンク」と投稿。しかし、ガードの上から当てていたため、ファンからは「着弾していないのでは?」「意味ないじゃん(笑)」「弱めのボディーブローが着弾しただけで、特に効いていないな」「この場面で気になるのはアレンのトランクスだけ」「相手の履いているあれは一体何だ?」と指摘されている。

 昨年8月にプロデビューしたモレルの過去2勝は初回KO、2回KO。通算3ラウンドしかプロのリングに立っていなかったが、120-108、119-109、118-110の大差判定勝ちで暫定王座ながら世界タイトルを獲得した。猛者が集う階級でさらなる活躍ができるのだろうか。(THE ANSWER編集部)