香川と攻撃ユニットを組んだスアレス(左)。ビジャレアルへ移籍は実現するのか。(C) Getty Images

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 8月5日に、文字通り電撃的にサラゴサ退団が発表されたルイス・スアレスが、ビジャレアルに加入するかもしれない。地元のスポーツ紙『Superdeporte』などが7日付けで伝えている。

 ワトフォードが保有権を持つ22歳のコロンビア人FWは、レンタル先のサラゴサでラ・リーガ2部で得点ランク2位の19ゴールを挙げ、3位での昇格プレーオフ出場権確保の立役者となった。

 だが、サラゴサが13日から始まるプレーオフ終了までのレンタル延長を打診したものの、ワトフォードが拒否。最も大事な局面で、エースは退団を余儀なくされてしまった。
 
 そのスアレスの獲得に、ビジャレアルが動いているようだ。記事によれば、2019-20シーズンのラ・リーガを5位で終えたクラブは、エースのジェラール・モレーノをはじめ、カルロス・バッカ、パコ・アルカセル、エネス・ウナルという4人のストライカーを抱えているが、ウナイ・エメリ新監督の下、戦力の拡充を目論んでいるという。

 ただ、ワトフォードは1500万ユーロ(約18億7500万円)の値札を付けており、コロナ禍では安くないこの金額を払うかどうか、検討をしているようだ。

 ワトフォードとしては、大事な“商品”がプレーオフで怪我でもしたらかなわない、という事情もあったのかもしれない。

 ビジャレアルといえば、レアル・マドリーが保有する久保建英のレンタル移籍が秒読みとされている。香川真司とコンビを組んだ点取り屋が、今度は“日本の至宝”と共闘するのか。今後の動きに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ラ・リーガ2部で19ゴールを挙げたスアレスのプレーをチェック