カナダと中国の国旗(2017年12月5日撮影、資料写真)。(c)Fred DUFOUR / POOL / AFP

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【AFP=時事】中国・広東(Guangdong)省の仏山(Foshan)市中級人民法院(地裁)は7日、違法薬物の製造と取引の罪に問われたカナダ国籍の葉建輝(Ye Jianhui)被告に死刑を言い渡した。中国のカナダ人への死刑判決は2日連続で、両国の緊張が高まっている。

 同法院の発表によると、葉被告の私有財産はすべて没収される。

 中国共産党機関紙・人民日報(People's Daily)系の環球時報(Global Times)によると、当局は2016年、葉被告を含む6人から合成麻薬MDMAを含む白色結晶217キロ以上を押収した。

 6人全員がこの日判決を受け、葉被告を含む2人に死刑が言い渡された。

 6日には広東省の広州(Guangzhou)市の裁判所が、違法薬物製造の罪に問われたカナダ国籍の徐偉洪(Xu Weihong)被告に死刑を言い渡した。

 華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)の逮捕をめぐり両国関係が悪化する中、中国は昨年、違法薬物の取引に関与したとしてカナダ人2人に死刑判決を言い渡している。

 カナダのクリスティア・フリーランド(Chrystia Freeland)副首相は7日の会見で、カナダ政府は道徳上の理由から強く、断固として「死刑に反対する」と表明。「世界中のどこに対しても明確に、常に反対する。残酷で非人道的な処罰だと考えている」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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