『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第35回●「ビーチラン」で地面を掴む感覚と、体の重心を理解する

#34 傳谷さん、「ビーチスタート」を初体験>>

 傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、トライアスロン完走を目指してトレーニングを継続! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第35回は、「ビーチラン」を取り入れたトレーニングを学びます。


トップス:メッシュTシャツ/インナー:パワーフィットブラ/パンツ:ムーブクロスショートパンツ/シューズ:ウエーブライダー22(以上、ミズノ)

●砂浜を裸足で走った後に、シューズを履いてロードを走る

中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回は、「ビーチラン」を取り入れたトレーニングについて学びましょう。「ビーチラン」とは、その名前のとおり砂浜を走る練習です。

傳谷英里香(以下:傳谷)よろしくお願いします!

中島コーチ 普段、私が指導をしている選手たちにもこの練習をやらせる時がありますが、その際には砂浜を裸足で走ってもらいます。

傳谷 なぜ裸足で走るんですか?

中島コーチ 裸足だと、足の裏で地面を掴む感覚がわかるんです。また、砂の上はすごく不安定なので、そこを走ることで自然に重心移動がうまくなります。30分くらい砂浜を走ったあとにシューズを履いてロードを走ると、「自分の重心はここにあるんだ」と感じることができると思います。

傳谷 確認作業、という感じですね。

中島コーチ そうですね。筋力もうまく使えるようになりますよ。フラットな地面ならば真っ直ぐ立つことは難しくありませんが、砂浜は不安定なので、体が自然とバランスを取ろうとしてくれるんです。では、実際にやってみましょう。

傳谷 わかりました!(ビーチラン→シューズを履いてロードを走る)

中島コーチ ビーチランをしてからシューズを履いてロードを走ってみましたが、どうでしたか?

傳谷 ビーチを走っている時に、砂浜を足の裏で掴む感覚があったので、それをロードでの練習でも生かせました。自分の重心がどこにあるのかも、理解できたんじゃないかなと思います。

中島コーチ すばらしい。狙いどおりですね。トレーニング前にも言いましたが、不安定な場所を走ると自然に体が重心を作ろうとします。時間があったら、今回のように砂浜を走り、その後にロードも走るという練習をしてみてください。そうすれば、フォームがもっとよくなりますよ。

傳谷 暖かいうちに、「ビーチラン」を何回か取り入れてみようと思います!

(第36回につづく)

■プロフィール 傳谷英里香(でんや・えりか)
1995年11月2日生まれ、千葉県出身。2012年から2018年9月まで、アイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」のリーダーとして活動。現在は女優として、さまざまなジャンルに挑戦中。
2019年より、TBS『炎の体育会TV』にレギュラー出演中。その他、TBS『世界ふしぎ発見』ではミステリーハンターとして出演。同年4月には舞台「新・罪と罰」(東京芸術劇場)、8月には"体感型"ミュージカル「Fumiko」で舞台初主演。ABC「ランウェイ24」では、CA役として連ドラ初出演を果たしている。土曜ドラマ、日本テレビ「未満警察〜ミッドナイトランナー〜」に警察学校学生役としてレギュラー出演。■公式Instagram ■公式Twitter

斎藤信隆、本間敢●ディレクター directed by Saito Nobutaka,Honma Isamu
竹下権優、板垣優天、江口裕祐●ムービー撮影 movie by Takeshita Chikara,Itagaki hirotaka,Eguchi Yusuke
八戸亜季子●ヘア&メイク hair&make-up by Hachinohe Akiko
松尾由美●スタイリング styling by Matsuo Yumi
彦坂雅俊●制作協力 cooperation by Hikosaka Masatoshi
衣装・用具協力/ミズノ、Specialized、湘南ベルマーレサイクルステーション(SBC)。SWANS、Kabuto