南北交流協力推進協議会に出席した李氏(手前から2人目)=6日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は6日の南北交流協力推進協議会で、北朝鮮が事前通告なく韓国側に流れ込む臨津江の上流にある黄江ダムを放流したことについて、「北も集中豪雨によりいろいろな困難があったと思うが、放流措置を取るときは少なくとも事前通告をすべきだったことを強調したい」として、「一方的な放流措置に遺憾を表明する」と述べた。

 統一部の当局者は4日、北朝鮮が7月から計3回、黄江ダムの放流を行ったと明らかにした。いずれも韓国側への事前通知はなかったという。韓国では2009年9月、北朝鮮が黄江ダムを無断で放流し、臨津江下流の京畿道・漣川で住民6人が死亡する事故が発生した。翌10月、南北は臨津江の水害防止策を話し合い、ダムの放流時には事前に通知することで合意した。

 李氏は南北交流協力推進協議会で、災害分野での南北の意思疎通を再開する必要があると強調。「南北の政治・軍事的な状況が厳しいとしても、人道分野と南北接境地域の住民の安全に直結する問題では最小限の意思疎通を直ちに再開する必要がある」として、「北側が果敢かつ大きな決断で臨むことを促す」と述べた。

 また、「人道分野と小規模な交易で南北の交流と協力を始め、次第に南北の約束と合意の全面的な履行に発展させる必要がある」との認識を改めて示した。