堅守を誇るヘタフェから貴重な先制点を奪ったルカク。(C) Getty Images

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 新型コロナウイルスの影響で、中断していた欧州カップ戦がついに再開。現地時間8月5日に、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ16の4試合が行なわれた。

 第1レグが中止となり、一発勝負で行なわれたインテル対ヘタフェは、前者が2-0で勝利した。

 序盤からヘタフェに主導権を握られたインテルは、32分にバストーニのロングパスを受けた主砲ルカクが、DFを背負いながら、振り向き様に左足でシュート。貴重な先制ゴールを挙げる。

 その後は相手の反撃をうまくいなして時間を進める。75分にデフライのハンドでPKを献上したものの、これをFWモリーナが左に外してピンチを凌ぐ。

 迎えた83分、交代で入ったばかりのエリクセンが、敵のクリアミスを拾って左足でシュートを叩き込み、追加点を奪取。これで試合を決めたインテルが、ベスト8に駒を進めた。

 同じく優勝候補のマンチェスター・ユナイテッドは、敵地での第1レグで5-0と粉砕したオーストリアのLASKをホームに迎えた。

 大量リードがあったこともあり、前半はそれほど無理には攻め込まず、スコアレスで終了。後半に入って、55分にヴィージンガーの鮮やかなミドルシュートでゴールを許すも、その2分後に速攻からリンガードが決めて突き放す。

 さらに、88分にマタのパスを受けた途中出場のマルシアルが落ち着いてネットを揺らし、トータルスコア7-1としたユナイテッドが準々決勝へ勝ち上がった。

 そのほか、ウィンドの2ゴール・1アシストの活躍でイスタンブール・バシャクシェヒルを逆転したコペンハーゲン、退場者を出しながらも、終盤の3ゴールでヴォルフスブルクを突き放したシャフタール・ドネツクが8強に名乗りを上げている。

 ラウンド・オブ16の4試合の結果は以下の通り。

コペンハーゲン3-0イスタンブール・バシャクシェヒル(2試合合計3-1でコペンハーゲンが勝ち抜け)
シャフタール・ドネツク3-0ヴォルフスブルク(2試合合計5-1でシャフタールが勝ち抜け)
マンチェスター・ユナイテッド2-1LASK(2試合合計7-1でマンUが勝ち抜け)
インテル2-0ヘタフェ

構成●サッカーダイジェストWeb編集部