大阪府の吉村洋文知事がきのう4日(2020年8月)、「ポビドンヨードをふくむうがい薬でうがいをすると、コロナウイルスの重症化を防ぐ可能性がある」と記者会見で発言し、イソジンなどのうがい薬が完売する騒ぎになった。ポビドンヨードは消毒に広く用いる殺菌成分で、独特の茶色が特徴だ。

これをコロナ感染者の宿泊療養施設で、軽症者41人をうがいする・しないのグループに分けて実験し、4日目に唾液中のコロナウイルスを調べたところ、うがいをしたグループは陽性率が9・5%と少なかったのに対し、しないグループは40%という高い数字だったという。

吉村知事は「うそみたいなまじめな話」としながら、これで「コロナに打ち勝てるんじゃないかと思っています」「8月20日まで集中的にうがいを励行してもらいたい」と話した。会見に同席した大坂はびきの医療センターの松山晃文医師は「うがいすればウイルスを減らすので人にうつしにくい」「殺菌作用だけではない、べつのものがあるのではないか」と述べ、対象を2000人に広げて効果を見きわめるという。

甲状腺患者は使ってはダメ、薬事法違反の転売も横行

司会の加藤浩次「体内の細胞まで入ったウイルスには効果ないのではないかと思ってしまいますが?」

日本感染予防センターの佐藤昭裕医師は「ウイルスが肺に入ってからでは効果はないと思う。もう少ししっかりしたデータが必要で、疑問が多い。妊婦や授乳中の人、甲状腺症患者は使ってはいけない」と解説した。

会見後には都内でも完売が続出、イソジンのホームページはアクセスが集中、サーバーがダウンした。吉村知事は「不必要な買い占めはしないで」と注意し、転売は薬事法違反なのだが、フリマアプリでは5000円から7000円台と5倍以上の値で売られる状態だ。

近藤サト(フリーアナウンサー)「支持率の高い知事だから、買いに走る人もいる。ちょっと勇み足だったのではないですか」

加藤「買い占めると(医療関係とか)必要な人にわたらない。飛びついてはいけない」