上層部を批判したコンテ監督…インテルはEL終了後に去就を決断か

写真拡大

 インテルは今シーズンの全日程を終了後にアントニオ・コンテ監督の去就を決断するようだ。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 インテルは今シーズンのセリエAを24勝10分け4敗で2位となり、首位ユヴェントスとは勝ち点「1」差でシーズンを終えた。優勝を果たした2009−2010シーズン以来、10年ぶりに勝ち点「80」以上を獲得するなど、低迷していたチームを立て直したコンテ監督。しかし、最終節のアタランタ戦後にクラブからは今シーズンのポジティブな結果が認められなかったと語るなど、上層部を批判したことで波紋が広がっている。

 コンテ監督はイタリアメディア『ANSA』で「私はインテルとの3年計画に集中している。これまでの人生でしてきたように、あらゆる力を駆使して、プロジェクトを成功させるために懸命に努力し、全力で戦うつもりだ」と来シーズン以降も指揮することを強調している。

 しかし、インテルはコンテ監督の上層部への批判を快く思っておらず、今シーズン限りでの退任も考慮に入れているという。現在はセリエA全日程を終えたものの、ヨーロッパリーグ(EL)を勝ち進んでいるため、ELの日程が終了次第、同監督の去就を決断するようだ。果たしてわずか1年で解任されることになるのだろうか。