ドイツ・バイエルン州のツバンツガー醸造所の煙突の上に巣を作ったコウノトリのつがい(2020年7月27日撮影)。(c)Pauline CURTET / AFPTV / AFP

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【AFP=時事】ドイツ南部バイエルン(Bavaria)州で、ビール醸造所の煙突の上にコウノトリが巣を作り、春先からビール製造が止まってしまっている。

 コウノトリはドイツでは保護対象種。ウールフェルト(Uehlfeld)村にあるツバンツガー(Zwanzger)醸造所では、この春先に大胆なつがいが煙突の一つで巣作りを始めたため、急きょ醸造作業を中止したという。

 AFPの取材に応じた醸造主のクリスティアン・ツバンツガー(Christian Zwanzger)さんによると、ウールフェルト村はコウノトリが好んで飛来する営巣地。毎年同じ場所に営巣するつがいも多い。

「去年も醸造所(の屋根の上)に巣を作られた。若いコウノトリのつがいは、同じ場所に戻ってきて営巣することが多い。そして、今年は巣作りの場所に醸造所の煙突の上を選んだということだ」とツバンツガーさん。

 当初は巣の完成を待って煙突から移動させる予定だったが、その前に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてドイツ政府が全国的なロックダウン(都市封鎖)を施行。ロックダウン中に卵からひながかえってしまったため、巣を動かす前に専門家の助言を得なければならなくなった。

 醸造所では、今週中にも巣を移動させたい考えだ。だが、その間にもビールの在庫は底を突きつつある。たとえ週内に操業を再開できたとしても、出荷できるのは9月中旬になるそうだ。

【翻訳編集】AFPBB News

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