オーストリアで開幕したザルツブルク音楽祭の会場で、間隔を空けて座る観客(2020年8月2日撮影)。(c)BARBARA GINDL / APA / AFP

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【AFP=時事】世界屈指の権威ある夏の音楽フェスティバル、ザルツブルク音楽祭(Salzburg Festival)が1日、厳格な感染対策を講じつつオーストリアで開幕した。

 新型コロナウイルスの流行を受け、世界中で劇場やオペラハウス、コンサートホールの多くが今も休業を続ける中、今年で創設100周年を迎えたザルツブルク音楽祭は、当初計画していた200公演を大幅に削減。1か月にわたる期間中、110公演が行われる。

 開幕日の1日は生憎の雷雨に見舞われ、大聖堂広場(Cathedral Square)で毎年上演される伝統の演目が屋内での上演を余儀なくされた。

 チケット販売数は例年の23万枚から、今年は8万枚に縮小。感染者が出た際に接触者の追跡ができるよう、各チケットには購入者の個人情報が記録される。

 観客には着席するまでマスクの着用を義務付けるほか、演奏の合間に休憩時間は設けず、飲食物の販売も行わない。

 また、オーケストラの団員など周囲の人々と少なくとも1メートルの距離を保つことが難しい演奏者には、定期的なウイルス検査を義務付けている。

 オーストリアでこれまでに確認された感染者は約2万1000人、死者は約700人で、大規模な感染拡大には至っていない。だが、厳格な感染予防措置の大半が解除された後、ここ数週間で新規感染者が再び増加している。

【翻訳編集】AFPBB News

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