長時間マスクをつける生活で、肌荒れや頭痛などの健康トラブルに悩む人が急増している。「とくダネ」はその対処法を専門医に聞いた。

東京・中央区の皮膚専門のクリニック「シロノクリニック銀座」では去年に比べ、相談件数が9倍に上っている。その多くは口周りのニキビや、脂が多く分泌される鼻の横の赤味、肝斑(かんぱん=シミの1種)の悪化など、マスクによって起きる肌トラブルだ。

笠井美貴子副院長は「(マスクの中で)加湿状態が強くなりすぎて肌のバリア機能が落ちる。細菌も繁殖しやすくなります」と説明する。これからの季節は気温が上がることでますます悪化する恐れがあるので要注意だ。

対策は「マスクの内側、特に肌に接する部分にガーゼなど肌さわりのよいものを1枚入れる」こと。肌への刺激を弱めるのが狙いだ。また、「マスクを外した時には毎回汗を拭き、保湿をする」のも重要だ。マスクを外す際、汗などが気化して肌が乾燥してしまうからだ。

酸素不足で片頭痛、表情筋のコリはマッサージで改善を

マスクによる頭痛の悩みを抱えている人も多い。「東京頭痛クリニック」の丹羽潔理事長は「通常の通年に比べ4割は増加している」と話す。原因は自分の吐いた二酸化炭素をまた吸ってしまうことによって起きる酸素不足だ。「二酸化炭素というのは、お酒を飲むのと同じくらい血管が拡張する。それで片頭痛が起こります」と丹羽理事長は言う。

対策はシンプルだ。1時間ごとに1分マスクを外して思い切り呼吸するだけで、少しは改善できる。また、マスクの下で口元の動きが鈍くなってしまうことによる「表情筋のコリ」も頭痛につながるので、こまかみや頬をマッサージすると良いという。

山夕貴アナ「私、頬はもちろん、唇がヒリヒリして、周りにデキモノがたくさんできたんです。いつもの2倍くらいの化粧水と乳液で肌荒れが改善しました」

丸田佳奈(産婦人科医)「私は手術中より密閉度の高いマスクをしているので、2日3日手術が続くと明らかに荒れてきます。帰宅したらすぐに洗顔だけはやっています」