チームトップの12ゴールを挙げ、1部昇格の立役者となった岡崎。(C)Rafa HUERTA

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 7月某日、スペインのラ・リーガとインスティトゥト・セルバンテス東京が主催する「ラ・リーガ オンラインセミナー」の第6回が開催された。

 1回につき1クラブを掘り下げる同講座。この第6回では、今シーズンから岡崎慎司がプレーするウエスカが取り上げられた。

 クラブのマーケティングディレクターを務めるのホアキン・アネイト氏がオンラインで出演し、クラブの歴史や現状、2年前の1部初昇格によるマーケティング効果などを紹介した。

 また、以前はレアル・マドリーやバルセロナ、同じアラゴン州にあるサラゴサなどの次に地元のウエスカを応援するというファンも少なくなかったが、1部昇格など近年の成功により、現在はウエスカを第一に考えるサポーターが増えているという。

 そして、昨夏のシーズン開幕後にマラガとの解約解除をした岡崎慎司を獲得した理由について、クラブのスポーツディレクターから訊いた話として、次の点を挙げた。

・プレミアリーグ制覇の経験があり、勝者の遺伝子を持っている。
・スポーツ面、商業面どちらにおいてもインパクトを与えられる。
・メンタル面、フィジカル面ともに優れていて、賢いプレーをする。
・日本のファンが多い。

 アネイト氏は、実際に岡崎は「謙虚で、努力家で、プロフェッショナルで、まさにチームの望んでいた選手だった」と称賛。また、このベテランストライカーの加入により、日本はもちろんイングランドのファンも増えたという。

 その岡崎がチームトップの12ゴールを挙げる活躍でチームを牽引したウエスカは、2部初優勝を成し遂げ、見事に1年での1部返り咲きを果たした。来シーズン、プリメーラでどんな戦いをみせてくれるのか。日本代表FWの活躍とともに楽しみにしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 



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