FPG(7148)、株主優待を変更! UCギフトカードが もらえる優待の権利獲得に「1年以上の継続保有」が必須 条件になり、必要な最低株数も「500株⇒1000株」に!

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 株式会社FPGが、「UCギフトカード」がもらえる株主優待を改悪することを、2020年7月31日の16時30分に発表した。

 FPGの株主優待は、毎年9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と保有期間に応じて、百貨店やショッピングセンターなど、幅広い場所で利用できる『UCギフトカード』1000〜1万円分を贈呈」というものだった。

 今後も「UCギフトカード」が贈呈される点に変わりはないが、配布区分が従来の「500株以上」「1000株以上」「5000株以上」から「1000株以上」「3000株以上」「5000株以上」に変更され、贈呈されるギフトカードの額面は2000〜2万円分となる。これによって、権利獲得に必要な最低投資額が従来の2倍になった。また、これまでは継続保有期間に関係なく株主優待の対象となったが、今後は「1年以上の継続保有」が必須条件となる。

 この株主優待の変更は、2020年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

FPGの株主優待制度の変更前と変更後

(変更前)
基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容
9月末 500株以上 1年未満 UCギフトカード1000円分
1年以上〜2年未満 UCギフトカード1500円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード2000円分
3年以上 UCギフトカード2500円分
1000株以上 1年未満 UCギフトカード2000円分
1年以上〜2年未満 UCギフトカード3000円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード4000円分
3年以上 UCギフトカード5000円分
5000株以上 1年未満 UCギフトカード5000円分
1年以上〜2年未満 UCギフトカード7000円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード9000円分
3年以上 UCギフトカード1万円分
(変更後)
基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容
9月末 1000株以上 1年以上〜2年未満 UCギフトカード2000円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード2500円分
3年以上 UCギフトカード3000円分
3000株以上 1年以上〜2年未満 UCギフトカード6000円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード8000円分
3年以上 UCギフトカード1万円分
5000株以上 1年以上〜2年未満 UCギフトカード1万2000円分
2年以上〜3年未満 UCギフトカード1万5000円分
3年以上 UCギフトカード2万円分

FPGの株主優待利回りは?

 FPGの2020年7月31日時点の株価(終値)は473円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

【変更前】
(500株・1年未満保有の場合)
投資金額:500株×473円=23万6500円
優待品:UCギフトカード1000円分
優待利回り=1000円÷23万6500円×100=0.42%

(1000株・1年未満保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード2000円分
優待利回り=2000円÷47万3000円×100=0.42%

(1000株・1年以上2年未満保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード3000円分
優待利回り=3000円÷47万3000円×100=0.63%

(1000株・2年以上3年未満保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード4000円分
優待利回り=4000円÷47万3000円×100=0.84%

(1000株・3年以上保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード5000円分
優待利回り=5000円÷47万3000円×100=1.05%

【変更後】
(1000株・1年以上2年未満保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード2000円分
優待利回り=2000円÷47万3000円×100=0.42%

(1000株・2年以上3年未満保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード2500円分
優待利回り=2500円÷47万3000円×100=0.52%

(1000株・3年以上保有の場合)
投資金額:1000株×473円=47万3000円
優待品:UCギフトカード3000円分
優待利回り=3000円÷47万3000円×100=0.63%

 FPGの株主優待は、利用できる場所が多くて個人投資家に人気の「UCギフトカード」だが、今回の変更で「配布基準」が改悪された。具体的には、従来は権利獲得に必要な最低株数が500株以上だったが、今後は1000株以上になり、必要な最低投資額は従来の2倍に。また、これまでは保有期間が短い株主でも株主優待の権利を獲得できたが、今後は「1年以上の継続保有」が必須条件となった。1000株以上を1年以上継続保有していれば、今後も引き続き、株主優待がもらえるものの、1000株保有時に贈呈される「UCギフトカード」は以前よりも減額されている。3000株以上を1年以上にわたって継続保有した場合は変更前よりもお得になるが、投資額や保有期間のハードルが高いため、株主優待株としての魅力はダウンしたと言えるだろう。
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 FPGはリースアレンジメント事業、不動産事業、保険事業など、多様な金融サービス事業を展開する企業。2020年9月期(通期)の連結業績予想は、売上高132億円(前期比50.4%減)、営業利益40億円(前期比72.3%減)、経常利益44億円(前期比69.4%減)、当期純利益31億円(前期比69.1%減)と失速。航空機リースなどを手掛けることから新型コロナウイルスによるダメージが大きい。配当予想は30円(期末一括配当)で、配当利回りは6.34%とかなり高い水準だが、前期の配当は53円だったため、23円もの減配となっている。

■FPG
業種コード市場権利確定月
証券業7148東証1部9月末
株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り
473円1000株47万3000円6.34%
【FPGの最新の株価・株主優待の詳細はこちら!】
※株価などのデータは2020年7月31日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。