動画共有アプリ「ティックトック」のロゴ(左)と、米国のドナルド・トランプ大統領(2020年8月1日作成)。(c)Lionel BONAVENTURE and JIM WATSON / AFP

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【AFP=時事】動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」は1日、米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が国内で同アプリを禁止する考えを示したことを受け、「どこにも行くつもりはない」と主張した。

 ティックトックのバネッサ・パパス(Vanessa Pappas)米ゼネラルマネジャー(GM)は、アプリ上でユーザーに向けたメッセージ動画を公開。米国でデータの安全をめぐり懸念が渦巻く中、同社が「最も安全なアプリ」を提供するために取り組んでいると説明し、「どこにも行くつもりはない」と述べた。

 短い動画を制作し視聴できるティックトックは、特に若者から人気を集め、ユーザー数は世界で10億人近いと推定されている。

 しかし米当局は、中国の「バイトダンス(ByteDance、字節跳動)」が所有するティックトックが中国の情報機関に利用される可能性があると懸念。バイトダンスはこの主張を何度も否定してきた。

 トランプ氏は7月31日、大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)の機内で記者団に対し、ティックトックの米国での運用を禁止することを検討していると発言。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は1日、この件に詳しい匿名筋の発言として、ティックトックがトランプ氏によって禁止されるのを回避するため、親会社バイトダンスが米事業の売却を提案したと報じた。

 一部メディアでは、米IT大手マイクロソフト(Microsoft)が同アプリの米事業買収に向けて協議を進めていると報じられている。

【翻訳編集】AFPBB News

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