農林水産省は28日、日本共産党の紙智子参院議員の聞き取りに対し、米国政府が日本に生食用バレイショ(ジャガイモ)の輸入解禁を求めていたことを認めました。紙氏は要求を拒否するよう求めました。

 紙氏は農水省の担当者に、北海道でバレイショに寄生する害虫シロシストセンチュウが国内で初確認され、被害に対する感染防止対策に多大な労力をかけていると指摘。その中で生食用バレイショの輸入解禁問題が発覚したとして、「すでにトランプ米政権はTPP(環太平洋連携協定)離脱後にTPP加盟国より農産物取引で不利になることから、日米経済対話でアイダホ産の加工用バレイショの輸入解禁を求め、日本政府は受け入れた経過がある」と述べました。

 その上で紙氏が「今度は生食用バレイショの輸入解禁まで求めているのか」とただすと、農水省の担当者は「3月に生食用バレイショの輸入解禁要求があった。今後、協議に入る」と答えました。

 紙氏は、シロシストセンチュウが日本に持ち込まれた経緯も解明されていないと指摘。北海道農業協同組合中央会が「バレイショ生塊茎(かいけい)の輸入解禁は、海外からの病害虫流入のリスクを高め、国内バレイショ生産規範の毀損(きそん)につながる。断じて容認しないこと」を求めていることに触れて、輸入解禁を拒否するよう強く求めました。