マレー 今年の全米OPを予想。「番狂わせが起こるだろう」

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「全米オープン」への出場を計画しているという、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。その彼が今年の「全米オープン」の展望を語ったと、有料テレビ局 Eurosportが伝えている。

新型コロナウイルスの影響で、ATPツアーは3月から中断。8月22日開幕予定の「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」から再開を予定している。その間もエキシビション大会が開催されるなどしているが、選手たちは前例のない時期を過ごしてきた。


マレーは「練習では試合を再現することはできないし、同じではないんだ」「身体も心も違う。プレッシャーが異なるし、どれだけ練習を試合と同じようにチャレンジングで難しいものにしようとしても、そうはいかないんだ」と話す。


さらに、こうした状況の中で迎える予定の「全米オープン」について、次のように分析した。


「怪我で休んでいたことがある選手たちは、たぶん長期間が空いた後カムバックすることへの経験がよりあるだろうが、選手たちにとってはチャンスだ」「間違いなく、番狂わせは起こるだろうね。"全米オープン"へ向かうにあたり、ニューヨークで行われるシンシナティ大会では1・2試合しかできない可能性がある。そのことが、いくつかの面白い結果を生み出すだろう」


マレーは昨年11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで骨盤を怪我して以降、公式戦から遠ざかっており、その間にツアー自体も中断となっていた。ただ6月に行われたエキシビションマッチ「バトル・オブ・ブリッツ」で久しぶりに実戦へ復帰。「7ヵ月ぶりの試合にしては問題なかったよ」と語っていた。


また現在は、7月27日から開催されている男女混合チーム戦での「バトル・オブ・ブリッツ・チーム・テニス」にも出場している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「バトル・オブ・ブリッツ・チーム・テニス」でのマレー
(Photo by Julian Finney/Getty Images for Battle Of The Brits)