そよ風パーク

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 (有)そよ風遊学協会(TDB企業コード:879003566、資本金1億円、熊本県上益城郡山都町今297、代表宮原良一氏、従業員50名)は、5月31日までに事業停止、今後の方針を検討していたが、6月26日に事後処理を土井洋平弁護士(熊本県熊本市中央区南坪井町1-24、河津法律事務所、電話096-325-0810)に一任、自己破産申請の準備に入ったことが判明した。
 
 当社は、旧蘇陽町が1997年(平成9年)3月に道の駅「そよ風パーク」の運営・管理を目的に設立。「泊まれる道の駅」としてホテル、コテージ、温泉、レストランなどを併設し、2006年からは指定管理者として施設の運用管理を行い、同年3月期には年収入高約2億8000万円を計上した。
 
 しかし、熊本県内で道の駅や宿泊施設等が新設したことにより利用者は減少。2016年4月に熊本地震発生後には更に減り、2019年3月期の年収入高は約2億3000万円までダウンした。この間、最低賃金アップによる人件費の上昇や、仕入れ品の物価上昇等の影響で赤字を散発するなど債務超過状態に陥っていた。近時は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月27日から全館休館していたが、5月末をもって閉館。今後の方針を同社と山都町で協議していたが、新型コロナウイルスの影響で経営の見通しが立たないことや借入金の返済の目処が立たないことから今回の事態となった。

 なお、施設は山都町が管理し別会社への委託や売却などを検討しており、新たな指定管理者を募集している。

 負債は2019年3月期末時点で約5400万円。