【全文】“パワハラ疑惑”の『天国の階段』出演俳優、マネージャーを告訴「先に向こうが…」

写真拡大

ドラマ『天国の階段』などで知られる俳優シン・ヒョンジュンが元マネージャーに告訴されたなか、彼もまた元マネージャーを名誉棄損で告訴した。

【独占】シン・ヒョンジュンが告訴された「本当の理由」とは

シン・ヒョンジュンの法律代理人を務める法務法人ピョンアンは30日、公式立場文を通じて「シン・ヒョンジュン氏が元マネージャーのキム氏に対し、“虚偽の事実を流布して名誉を毀損した”という内容の情報通信網法違反(名誉毀損)罪で城北(ソンブク)警察署に告訴状を提出した」と発表した。

シン・ヒョンジュンは代理人を通じて「皆さんが大変な時期に個人的なことでご心配をおかけして、大変申し訳ない」とし、「私の家族は精神的にとても苦しんでおり、本日の告訴によってまたしばらく大変な日々を送ることになるだろう」と伝えた。

さらに、「適当な線引きをして良い結果を出せという助言も受けた。しかし、私は妥協しないようにする」と付け加え、「芸能人の生命であるイメージを人質にとり、暴露すると脅迫することは許されない犯罪行為だ」と強調した。

事の始まりは、去る9日。シン・ヒョンジュンの元マネージャーであるキム・グァンソプ氏が「シン・ヒョンジュンに不当な待遇を受けた」と暴露したことで議論を呼んだ。

シン・ヒョンジュン

キム氏は「映画の案件を成功させろという業務へのプレッシャーが激しく、共に働く人々との契約書を交わさなかった。それだけでなく、作品や広告の成功状況によって収益を9:1で分けるという約束も守らず、清算を体系的に行わなかった」と主張している。

これを受けたシン・ヒョンジュンは「キム氏は20歳のときに知り合った同年代の友人で、気兼ねなく接していた」と釈明した。

しかし、その後キム氏はシン・ヒョンジュンと交わしたメッセージの一部を公開し、再び論争に火をつけた。当該のメッセージにはシン・ヒョンジュンが業務を督促する内容などが含まれていた。

シン・ヒョンジュンの所属事務所HJフィルムは、13日に一連の騒動に対して「虚偽事実」とし、法的対応を示唆した。

27日には、キム氏が虚偽事実の流布と名誉毀損の内容でシン・ヒョンジュンを告訴している。

以下、シン・ヒョンジュンによる公式立場全文。

こんにちは。シン・ヒョンジュンです。 まず、皆さまが大変な時期に個人的なことでご心配をおかけし、大変申し訳ない気持ちです。

私シン・ヒョンジュンは、この30年間俳優として生活しながら自分には分不相応なたくさんの愛を受けました。誠にありがとうございます。

反面、辛い経験をしたこともありました。

決して短いとは言えない経験を通してはっきり申し上げられることは、芸能人のイメージが損なわれることがどれほど致命的なのか誰よりもよく知っているという点です。

たとえ虚偽事実だとしても、暴露が繰り返される被害を受けるのは匿名性の裏に隠れている暴露者ではなく、私と私の家族であるということもよく知っています。

私と金さんは1991年頃に初めて会って友達になり、その縁で1995年から2000年まで私の現場マネージャーとして過ごしました。その後10年ほどしてから、キム氏がマネジメント会社を立ち上げたと、私に手伝ってほしいと言いました。2010年から6年間にわたり、所属俳優として知名度を上げてくれました。

しかし、キム氏が過去に私の周囲の人々にたくさん迷惑をおかけしたと知り、数年前に関係を整理することになりました。そんな人が数年間姿をくらまし最近突然現れ、私に対する嘘の主張をして自分が被害者だと主張し、私を悪意で傷つけ始めました。

私と、私の家族は精神的に大変苦しんでいます。本日の告訴によって、当分の間つらい日々を送ることになるでしょう。適当な線引きをして、良い結果を出せというアドバイスも受けました。

しかし、私は妥協をしないことにします。

芸能人の命ともいえるイメージを人質に、「暴露する」と脅迫することは許されない犯罪行為だと思います。俳優の私生活を知っているという理由だけでそれを悪意的に編集して暴露し、私益を得ようとする行為も根絶されなければなりません。

どんなに厳しい道になるかはわかっていますが、このような信念から「ただの嘘」と妥協せずに正しい道を歩んでいきます。

2020.7.30.シン・ヒョンジュンより