オーストラリア競争・消費者委員会がGoogleを提訴。「同意なしにユーザー情報を利用した」として

2020年7月27日(現地時間)、オーストラリア競争・消費者委員会(以下、ACCC)は、「ユーザーから明確な同意を得ないまま個人情報をマーケティングに利用した」として、Googleを連邦裁判所に提訴しました。

ACCCによるとGoogleは、Googleのサイト上で収集した個人情報と、Google以外のサイトやサービスから得た個人情報は別々に管理しており、2016年6月以前はそれらを統合してマーケティングに利用することはなかったといいます。

しかし、2016年6月に「ユーザーの同意を得れば双方の情報を統合してサービス改善に役立てる」とユーザーポリシーを変更。ユーザーには同意を求めるポップアップが送られ、これを許可した場合にユーザーデータの紐づけが行われることになりました。

ACCCはこのポリシー変更が説明不十分なまま行われており、もしGoogleが十分に説明していれば、多くのユーザーはデータの統合に同意しなかったと批判。ユーザーの誤解を招く方法でGoogle上の個人情報と外部サイトの情報を統合する許可を得て、広告展開やマーケティングに利用して多額の利益を得たとして、連邦裁判所に申し立てを行いました。

ACCCがGoogleに対しどのようなペナルティを求めているのかは明らかになっていませんが、Googleは「ユーザーには分かりやすく通知を行い同意を得た」と反論しています。

ACCCは2019年10月にも「位置情報収集についての説明に不備がある」として、Googleを連邦裁判所に訴訟しており、これで訴訟は2度目。何らかの落としどころを見つけることにはなると思われますが、今後の行方に注目です。

Source:ACCC

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