新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が現時点では比較的軽微にとどまっている中国ですが、スマートフォン市場ははっきりと“勝ち組”“負け組”の二極化傾向を示しています。

Appleがトップの伸び

調査企業Counterpointが新たに発表したレポートによると、2020年第2四半期(4月〜6月)における中国スマートフォン市場の売上台数は、前年同期比で17%の落ち込みとなったものの、前期比では9%上昇しました。
 
ただし、前年同月比で落ち込みが目立った企業とそうでない企業は、はっきりと二極化傾向にあります。“勝ち組”メーカーとも言うべき企業は、32%の伸びを見せたAppleと14%のHuaweiです。Huaweiについては米中貿易摩擦の緊張高まりに伴う“愛国買い”が以前から指摘されてきましたが、市場全体が勢いを欠く中でのAppleの伸びは注目に値します。
 

 
iPhoneの売れ行きが好調な理由としては、販売代理店などによるiPhone11シリーズの割引の奏功や、iPhone SE(第2世代)の投入が大きく影響したと考えられます。とりわけ新iPhone SEについては、これまでにも3年以上買い替えていないユーザーやAndroidユーザーの取り込みに成功したと指摘されてきました。

Xiaomiは踏んだり蹴ったり

一方、スマートフォン市場で上位を占める企業の中でも大きな落ち込みを見せたのがXiaomiです。中国市場で前年同月比35%減少となった同社は近年国外で存在感を放っており、2020年第2四半期のインドスマートフォン市場ではシェア1位につけていますが、インドで盛り上がりを見せている中国企業排外運動の煽りを受け、2位につけるSamsungにシェアを食われている格好です。
 
 
Source:Counterpoint via 経済日報,香港経済日報,IndiaTV
(kihachi)