エルサレムにあるイスラエル首相府前で、マスクを着用してベンヤミン・ネタニヤフ首相に抗議するデモ隊(2020年7月24日撮影)。(c)AHMAD GHARABLI / AFP

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【AFP=時事】中東エルサレム(Jerusalem)やイスラエルのテルアビブ(Tel Aviv)などで25日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応をめぐり、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に辞任を要求する数千人規模のデモが行われた。

 エルサレムでは首相府前に、ネタニヤフ氏の汚職を批判するプラカードを掲げたデモ隊が集まった。ネタニヤフ氏は収賄、不正、背任の三つの罪状で1月に起訴されたものの、すべて認めていない。

 デモ参加者らはまた、新型コロナ感染対策で2021年まで政府に特別な権限を与える法律が先週議会を通過したことを非難した。イスラエルは初期の感染対策を高く評価されたものの、制限措置の解除が4月下旬に始まってから感染者が新たに増加した中で批判を浴びるようになっている。

 政府は1日当たりの新規感染者数が1000人を上回ったこともあるここ数週間の状況を踏まえ、バーやナイトクラブ、スポーツジムの閉鎖などの規制措置を再び導入した。イスラエルでこれまでに確認された感染者は6万496人で、うち455人が死亡している。

 ネタニヤフ氏への抗議活動を展開している人々の間には、感染対策が景気に与えている打撃への不満も広がっている。イスラエルの失業率は2月に3.4%だったものの、4月に27%まで上昇。5月には若干低下して23.5%となった。

【翻訳編集】AFPBB News

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