23日(2020年7月)から始まる4連休を前に、東京都の小池百合子都知事は連休中の不要不急の外出を控えるよう都民に呼びかける。

「Go Toトラベル」キャンペーンから東京が除外されたことで、すでに混乱していた旅行業界はさらなる打撃を受けそうだ。東京・奥多摩にある旅館「奥多摩温泉郷 観光荘」では、東京除外の発表以降、地方の客からのキャンセルが相次いでいた。しかしその後、都内からの予約が新た入り、キャンセル分をカバーできると期待していたという。そこに都知事による外出自粛要請。女将は「予約をいただいている方がほとんど東京都民ですから、心配です」と困惑する。

日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「医療機関で働いている立場としては、外出自粛を呼びかけざるを得ない状況は実感している。身体の不調を訴える人や、検査で陽性になる人はすごく増えてきている」と話す。また、今回の外出自粛の呼びかけが高齢者や既往症のある人に重点を置いていることに「そこがポイントです。感染が増えている若者は無症状や軽症の人は街中を動いてしまうので、接触を避けるのが重要です」と話す。

どうすれば?具体的な指示がないと客側も大混乱

評論家の宮崎哲弥「僕は先週、Go Toトラベルは東京も除外せずに都内の近場の小旅行をベースにすればいいのではないか、と言いました。しかしこのような状況になるとそれも難しい。どんどん前提が変わってきてしまうので、現場の旅行業者、観光業者も混乱してしまうのでしょう」

司会の加藤浩次「お客さんも混乱します。一生懸命、感染対策をしている人ほど、どうしていいか分からないと思う」

河瀬直美(映画監督)「知事の要請で、旅館の方など当事者が戸惑うのは当たり前です。ただ、前回の外出自粛要請の時は桜の時期で、みんなが出てしまって、そこからバーッと感染が拡大しました。政治に関わっている人は、もっと具体的に明確な指示を出してほしいです」