AGCは、起案から決裁までの業務プロセスに「電子決裁書システム」を導入したことを明らかにした。22日から経営層を含む単体各部門から本格稼働を開始する。

従来、同社の決裁プロセスは起案者が紙の決裁書を作成し、協議者や決裁者が回覧し、賛同・承認の捺印を押すという紙とハンコを用いるものであったが、以下の3つが課題として生じていた。

・起案から決裁までの手続きに時間と手間がかかる

・決裁者が出張等で不在の場合には手続きが滞ってしまう

・決裁済みの書類の検索が容易でなく、保管スペースも必要となる

同社では、在宅勤務期間中は出社して判を押すのではなく、電子メールで決裁書のやりとりを代用していたが、職場勤務を前提とするこれらのプロセス代用は煩雑なものであったことを明かしている。今回、コロナ禍の働き方改革の一環として米Pegasystems社の「Pega Platform」を導入しており、22日から経営層を含む各部門で本格稼働を開始する。

起案から承認(決裁)までのすべてがパソコンやスマホで対応可能で、各プロセスでの通知メールから承認画面へと移動し、外出先のスマホでも承認可能だ。決裁内容はPDFに自動変換され保管され、過去の決裁書の検索や閲覧も可能になるなど同社の課題に対応している。

電子決裁書システムのフロー(同社資料より)

米Pegasystems社の「Pega Platform」の採用については、将来的な海外拠点への展開も視野に入れており、欧米企業での評価や多言語対応などに言及している。