今年1月、“はるかぜちゃん”こと女優の春名風花(19)さんが、Twitterに虚偽の内容を投稿され名誉を傷つけられたとして、書き込みをした人物を相手どり慰謝料など約265万円を求めた訴訟。春名さんはYouTubeに「【ご報告】裁判の結果」として動画をあげ、示談が成立したことを明らかにした。

【映像】春名風花さん、示談成立に動画で心境

 「2020年7月16日に示談が成立いたしました。長かった、本当に長かった…。高校生のころから始めたので2年弱くらいかかりました」

 春名さんによると、神奈川県警に告訴状を提出して受理され、家宅捜索と取り調べが始まる直前に被告側から「示談金を支払うので告訴を取り下げてほしい」という申し出があったという。

 そもそも、被告側と春名さんとの間で何があったのか。提訴のきっかけとなったのが「彼女の両親自体が失敗作」というツイートだった。Twitterを始めた小学生時代から、誹謗中傷に悩まされていたという春名さん。問題となったツイートに対し、春名さん側は異例ともいえるプロバイダに発信者情報を求め法的措置をとった。そして去年、裁判所がTwitterで中傷した投稿者の氏名や住所などの開示をプロバイダ側に命じたのだ。

 その後、刑事告訴にも動いた。そして先日、被告側から示談の申し出があり、慰謝料315万4000円の支払いで示談が成立したということだ。最初は示談を拒否した春名さんだが、現行の法律では軽微な罰で終わると聞き、示談を受け入れることにしたという。

 「お金そのものが心を癒すことはできなくても、私はこのお金を自分の勉強や仕事のために使って、もう一度また役者として頑張るために使おうと思います。失われた時間を少しでも取り戻したいなって。19歳からのスタートは芸能界的にはかなり遅いんですけど、まだまだ全力で走れば追いつけるかもしれないと夢見ています」

 示談金は奨学金の返済にあてたり、訴訟費用を貯めるために住んでいた壁の薄い家賃5万円台の部屋から6万円台の鉄骨の部屋に引っ越しをしたいなど、“自分の未来”について語った春名さん。そして、動画の最後に触れたのは、つらい過去を乗り越えて生きていくことの大切だった。

 「私は死にません。誹謗中傷されてそれで何かが変わるなんて悔しすぎますので。10年前や小学生や中学生の本当につらかった時期に自分がネットの悪意に傷ついて死んでいたら、社会は大きく変わっていたかもしれません。でも、世の中の悪意に殺されて死にたくないし、生きているときに助けてくれなかった人たちに死んだ後に調子よく同情されたくない。必ず生きて、生きたまま未来を変えたい。何を言われても何度転ばされても私は役者になるし、夢も未来も諦めない。今日も明日も生きていくので、みんなも一緒に未来を変えていこうね。

 同じようなことで悩んでいる皆さんへ。嫌なことをされたら『嫌だ』と言っていいし、1人で悩まずにいろんな人の力を借りてください。どうかみんなも勇気を出して立ち上がってほしいと思います」

(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)