ドイツの警察官(2020年6月22日撮影、資料写真)。(c)Ina FASSBENDER / AFP

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【AFP=時事】ドイツ警察は17日、「黒い森(シュワルツワルト、Black Forest)のランボー(Rambo)」とメディアに呼ばれていた容疑者を6日間にわたる大捜索の末、逮捕したと発表した。同容疑者は警官から武器を奪って森に逃走していた。

 12日朝、バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wuerttemberg)州オッペナウ(Oppenau)付近の森小屋の周りを不審な男がうろついているとの通報を受けて現場に出動した警官4人によると、イーブ・ラウシュ(Yves Rausch)容疑者(31)は職務質問をした当初は協力的だったが、その後、「突然、何の前触れもなく」警官らを銃で脅し、武器を奪って逃走した。

 当局は2500人以上の警官を動員し、特殊部隊の協力を得ながら、ヘリコプターや捜索犬、熱探知カメラを駆使して近辺をくまなく捜索。ラウシュ容疑者は、武装した姿を捉えた写真が公開されたことから、独メディアに「黒い森(シュワルツワルト)のランボー」と呼ばれるようになった。

 捜索を率いた担当者によると、警察は市民2人の目撃情報を受け、17日にラウシュ容疑者が「銃器4丁を自身の前に見える形で置いて」茂みの中に座っているのを発見した。

 ラウシュ容疑者には、違法な武器の所持や窃盗、傷害など、さまざまな前科がある。昨年秋からホームレス生活を送っており、12日に目撃された小屋に居座っていた。

 オッペナウの検察当局によると、同容疑者に対しては「罪の重大さ」と前科を考慮して精神鑑定のほか、薬物などの影響を調べるために血液検査が行われる。

【翻訳編集】AFPBB News

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