WTOの一般理事会で演説後、会見を行う兪氏=16日、ジュネーブ(聯合ニュース)

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【ジュネーブ聯合ニュース】世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に立候補した韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は16日(現地時間)、スイス・ジュネーブのWTO本部で行った記者会見で、「韓国と日本は多国間貿易体制の恩恵を受けたため、これを維持・強化する必要がある」と強調した。

 また、「日本は誰がWTOを改革する適任者であるか能力と資質を見ると判断している」として、「日本に私のビジョンを紹介したい」と述べ、日本の支持に期待を示した。

 中国に対しては、「中国は多国間貿易の重要性を理解している国」とし、「中国と良い業務協力を結んできた」と述べた。

 WTOで最終審となる上級委員会の機能の見直しに関しては「加盟国は2段階で構成される紛争解決システムの必要性を共有している」として、「協議を通じて解決する」との考えを示した。