鳥栖で先発出場を続ける19歳、MF松岡大起はU-19日本代表候補合宿でも存在感

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 鳥栖で先発出場を続ける19歳MF松岡大起が15日、U-19日本代表候補紅白戦で30分間プレーした。ビブスオレンジのチームでMF武田英寿(浦和)とダブルボランチを組んだ松岡は、序盤から積極的にボールに絡み、相手を押し込む要因となっていた。

 ミドルレンジからドライブ気味の右足シュートを撃ち込んだほか、右の快足SB畑大雅(湘南)を活用して決定機の起点となるシーンも。また、鋭い出足から相手ボランチMF柴田壮介(湘南)にプレッシャーをかけたり、自陣PAまで戻ってインターセプトするなど、昨年J1で23試合に出場し、“飛び級”でU-22日本代表に選出された経歴も持つ注目MFは攻守に幅広い動きを見せていた。

 松岡は「コミュニケーションのところで改善できる部分や、ミスがミスじゃなくなる部分があると思うので、そこは一人一人がもっと意識してやらないといけないなというのは紅白戦をやって感じました」と振り返る。U-19日本代表候補は今回の千葉合宿が20年初の活動。10月に開幕するAFC U-19選手権まで周囲と合わせる時間が少ないだけに、合宿時などで細部まですり合わせて行く必要性を口にした。

 抜群の運動量も持つ鳥栖の“心臓”は、このU-19代表でも自分の良さを発揮しながら、ボランチとしての仕事を全うすることを心掛けている。チームの中央に位置するプレーヤーとして周囲としっかりとコミュニケーションを取って、声がけすることが「凄く大事だと思います」。そして、「ボールを奪うだったり、ボールを展開するだったり、自分の特長を出していけたら良いなと思っています」と力を込めた。

 昨年、U-22日本代表の一員としてトゥーロン国際大会に出場。ベンチにいる時間も長かったが、その間に先輩や他国のボランチのプレーを見て学習した。「落ち着かせる時間帯や落ち着かせる状況で周りに声をかけて落ち着かせたり、守備で行くところと行かないところの声がけはボランチをやっていく上で大事かなと思っています」。学んだことを意識し、その後のプレーに活かしてきている。

 実績は01年生まれ世代でもトップクラス。だが、今季開幕戦後にボールを奪う力やボールを受けて周りの選手を動かす力を高める必要性を口にしていたように、まだまだ成長しなければならないことを本人は自覚している。鳥栖のチームメートでU-19日本代表候補のMF本田風智らと競争しながら、貪欲に自分をレベルアップさせていく。

 経験を重ねながらより進化し、「絶対に負けられない」という気持ちを持って臨んでいるU-19代表でもポジションを獲得すること。そして、U-19日本代表の“心臓”として自分の良さも発揮しながらチーム力を引き上げ、AFC U-19選手権で日本のU-20ワールドカップ出場権獲得と優勝に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)