ソフトバンクグループは、傘下の英半導体設計ARM Holdingsについて、完全または部分的な売却、株式公開などを含む選択肢を模索しているようです。The Wall Street Journalが報じています。

ソフトバンクが2016年に買収

ただし関係者によると、検討はまだ初期の段階であり、最終的に何もしないことを選択する可能性もあるとのことです。
 
ソフトバンクは2016年に3兆円以上でARMを買収、上場を廃止して完全小会社化しています。
 
しかし同社は現在、複数の資産売約を検討しており、今後は保有株の売却なども合わせ資金調達を行う計画だと伝えられています。またソフトバンクは以前より、ARMを再上場させる案についても触れていました。
 
孫正義社長の肝入で行われたARM買収ですが、近年では風向きが変わってきたと、WSJは伝えています。ソフトバンクはARM買収によって、モノのインターネット(IoT)で優位に立つことを想定していました。しかしARMが開発するIoT向けソフトウェアの売上は期待ほど伸びていないようです。

AppleはARMアーキテクチャによるチップを設計

Appleは2006年よりARMアーキテクチャのライセンス供与を受け、iPhoneを含むApple製品向けチップを設計しています。また6月の世界開発者会議(WWDC 2020)では、MacにもARMをベースとしたAppleシリコンを搭載すると発表したばかりです。
 
ただし仮にソフトバンクがARMを売却、あるいは株式を再上場したとしても、Appleへの影響はほとんどないと見られています。

AppleはARMを合弁会社として設立していた

ではAppleがARMを買収する可能性はあるのでしょうか。こちらについては2010年に噂になったことがありました。
 
ちなみに ARMの前身であるAdvanced RISC Machines Ltd.は、Acorn Computers、Apple Computer(現在のApple)、VLSI Technologyの合弁会社として、1990年11月に設立されています。

 
 
Source:WSJ via 9to5Mac
(lunatic)