ランパード監督が来季CL出場権獲得したマンCにコメント「この件に関しては中立的」

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 チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が試合前の会見に臨み、スポーツ仲裁裁判所(CAS)からの裁定を受けたマンチェスター・Cについてコメントした。クラブ公式サイトが伝えている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は2月に「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則に違反していた」と発表。同クラブに「来シーズンから2季に渡るチャンピオンズリーグ(CL)などUEFA主催大会への参加禁止」と「3000万ユーロ(約35億7000万円)の罰金」処分を科し、マンチェスター・Cは同月26日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に仲裁を求めて控訴していた。13日、CASは公式リリースを掲載し、UEFAの訴えを棄却。調査に協力しなかったことに対して「マンチェスター・CはUEFAに対し1000万ユーロ(約12億円)を支払わなければならない」と発表した。

 マンチェスター・Cは現在2位につけており、チャンピオンズリーグ出場権をすでに確定。UEFA主催大会からの締め出しを受けた場合マンチェスター・Cを除く3チームまで出場できるようになり、枠が5位までとなった。プレミアリーグ第36節ノリッジ戦を前に公式会見に出席したランパード監督はこれを受けてマンチェスター・Cについて次のようにコメントした。

「私はこの件に関しては中立的な立場だ。この件については詳しいことは何も知らない。今朝はみんなと同じように結果を聞いただけだよ。勝利して次のシーズンのチャンピオンズリーグ(出場権)を勝ちとれるか確かめたいだけだ。他のチームがどうと期待していたわけではない。私たちは、自分自身についてのみ考えている」

「私の唯一の関心事はこれからの試合だ。我々は今シーズンの重要な局面にいる。明日はノリッジ、リーグではリヴァプールとウルブス(ウルヴァーハンプトン)。目の前に何があるかわかっている。我々はチームの能力を知っている。今シーズンは様々な場面で3位に位置する理由を見せてきた。今、私たちはその仕事を終わらせる努力をしなければならない」

 チェルシーは、ホーム4連勝中。降格が決定した対戦相手のノリッジについて、次のようにコメントし、本拠地に迎えることに自信を見せている。

「最近のホームでの良いフォームは自信になる。私たちは特にワトフォードの試合から維持しなければね。私たちはノリッジを最大限の敬意を持って扱わなければならない。彼らには質の高い選手がいる。今シーズンも多くの試合を見てきたが、残念ながら結果を残せなかった。それがプレミアリーグの性質だ。明日は非常にタフな試合になるだろうね」