U-19日本代表候補MF荒木凌太郎は世界大会出場・活躍へ再挑戦

写真拡大

 新たな目標を持って、代表活動に参加している。U-19日本代表候補は千葉合宿3日目の13日、新たに10選手が全体練習に合流した。前日にJ1浦和戦で途中出場したMF荒木凌太郎(鹿島)はフルメニューを消化。昨年6月のU-17日本代表アルゼンチン遠征以来となる年代別日本代表の活動で充実した表情を見せていた。

 自主トレーニングの時間と合わせて約1時間のトレーニング後、荒木はオンラインで取材対応。「久々にプレーする選手もいたんですけれども、新しい選手もいて、コミュニケーションを取りながら自分のやりたいことなどを伝えながら取り組むことができました。1日目にしては良いトレーニングだったと思います」と振り返った。

 荒木は18年のAFC U-16選手権でU-16日本代表の優勝に貢献。昨年のU-17ワールドカップでの活躍を目指し、東福岡高でアピールを続けていた。名門校で10番、主将を務め、ゲームメーク、試合を決める仕事も。だが、7月のプレミアリーグで負傷し、日本一を目指したインターハイは無念の欠場となってしまう。そして、怪我の影響によって、大目標としていたU-17ワールドカップ出場も果たすことができなかった。

 自分が不在だったU-17ワールドカップで“ライバル”のFW西川潤(現C大阪)らが活躍。一方で、ともに世界一を目指した仲間たちはベスト16で敗れてしまった。ワールドカップの舞台に立てなかったこと、また一緒に世界と戦うことができなかったことはもちろん悔しい・それでも、荒木は過去のことと捉えている。「自分としては気持ちも完全に切り替わって、新しい気持ちでU-19の代表に臨んでいるので、選ばれるようにここでしっかりアピールして行けたらなと思っています」と力を込めた。

 

 大事なことは鹿島で結果を残すこと。そして、代表チームでアピールを続けることだ。常勝軍団・鹿島で早くも出番を掴んでいるMFは、「チームでも試合に出たり、結果残したりすることによってこのような代表チームの場に呼ばれてくる訳なので、チームでも結果を残しつつ、こっちでもしっかりとアピールをしながら(世界へ)繋がっていけるようにしていきたい」。今回のU-19代表候補合宿でも残り2日間で自分の良さを精一杯表現する。

「自分のプレーとしては間の狭いスペースで受けて、そこから自分で仕掛けて行ったり、パスでアシストしたり、そういったプレーが自分は特長だと思っているので出していければ良いと思っています」。世界へのリスタート。技術とインテリジェンスを兼ね備えた期待の星は前を向いて、今できることを続けて世界への道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)