EntamePlex

写真拡大 (全4枚)

サラヤ株式会社が展開している「クルクリンPGガード薬用ハミガキ」。

「クルクリンPGガード薬用ハミガキ」は、ウコン(英語名:ターメリック)の主成分である「クルクミン」を配合したオーラルケア商品。インド原産でカレー粉の主要原料としても有名なウコン。近年、そのウコンの成分「クルクミン」が歯周病予防に効果的であることが明らかになっている。

歯周病といえば、「地球上を見渡してもこの病気に侵されていない人間は数えるほどしかいない(2001年 ギネスブックに記載)」「日本において成人の8割は歯周病、40歳以上の日本人の半数以上は歯周炎(骨が溶ける歯周病)に罹患(厚生労働省データ)」と多くの人が感染している病気。歯を失う原因の第1位。



そこで、歯学博士でありながら、「スパイス研究家」「カレー研究家」「カレー王子」としてもメディア出演の経験がある泉井秀介先生にインタビューを実施。クルクミンの効果や歯周病予防、スパイス研究家となったきっかけや、イチ押しのカレーについて語ってもらった。

――歯科医師になる前はカレー研究家としてユニークな活動をされていたとお聞きしましたが、活動するようになったきっかけを教えてください。

泉井先生:幼いころから本当にカレーが好きで、20代前半の頃まで趣味で全国のカレー屋さんをひたすら食べ歩いたり、理想の味を求めてカレーを自分でつくったり、カレー好きを集めてカレーイベントをやってみたり、“自称”カレー研究家として色々な活動に取り組んでいました。そんな中、定期的に開催していたカレーと音楽を掛け合わせたイベントに雑誌の編集者の方が偶然来られ、有名な雑誌で連載記事を担当することになったことが本格的にカレー研究家としてデビューしたきっかけです(笑)。その後、色々なラジオやテレビ番組に出演させていただいたりしているうちに、交流の範囲が広がっていきましたね。

――そのような活動が歯科医師としてのキャリアに役立ったことはありますか?

泉井先生:カレー研究家としての活動をする一方で、20代の後半に一念発起して大阪大学歯学部の再受験に臨みました。運よく合格し大学では歯学部生とカレー研究家の二足の草鞋を履くことに(笑)。大学内ではカレーの活動に関しては公言していなかったのですが、偶然当時の指導医の先生が僕が出演していたテレビを見ていて、「そんなにカレーが好きなら試しにスパイスの研究をしてみたら?」とアドバイスをくれたのです。例えばカレーに含まれるスパイスであるターメリックには古くから抗菌作用があるといわれてきました。それであれば歯に関しても何か良い効果があるのでは?と虫歯菌とターメリックの関係について調べはじめたことがスパイス研究のスタートです。

実際調べてみると、ターメリックは虫歯菌の成長を抑制する効果があることがわかりました。

――最近ではカレーに含まれるターメリックが歯周病予防において注目されているようですが、どういった関係があるのか詳しく教えていただけますか?

泉井先生:僕は大学を卒業した後、大阪大学の大学院に進学し興味があった予防歯科について学び始めました。そこで以前から関心があったターメリックの主成分である「クルクミン」と歯周病の関係について研究を開始したのです。研究の結果、クルクミンが歯周病の主な原因菌であるPg菌の増殖や、バイオフィルム(歯垢)形成を抑えるはたらきを持っていることがわかったのです。この結果は米国の著名な歯科学術雑誌でも発表され、クルクミンが歯周病予防に効果があることが注目されるきっかけになった大きな発見でした。

――そもそも歯周病についてきちんとご存知ない方も多いと思いますが、具体的にどんなことが起こるのか教えてください。

泉井先生:日本で歯を失う原因の第1位は歯周病です。残っている歯が多いほど長生きで介護状態になりにくいといわれていますので、歯周病予防というのは歯の健康だけじゃなく、からだ全体の健康につながるとても重要なことです。歯周病になる原因の多くは、歯と歯ぐきの境目がきれいに掃除できていないことです。その境目の溝にたくさんの細菌が停滞して歯ぐきが腫れ、さらにひどくなると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなって、やがて歯を支える土台の骨が溶け、最後は歯が抜け落ちる…という流れで進行していきます。自身が歯周病になる可能性があるのか、またはもう進行してしまっているのか、状態を知ることが重要ですので、まずは歯科検診を受けてみましょう。

――歯周病予防のポイントについても教えてください。

泉井先生:先ほどお話した通り、日々の家庭でのオーラルケアと歯科医院でのプロフェッショナルなケアがとても大切です。ご家庭では歯ブラシはもちろん、歯間ブラシを使って歯と歯の境目もきちんと掃除するように心がけましょう。また、歯周病予防に有効な成分が含まれているハミガキペーストを使うことも大切です。僕が研究していたクルクミンを含む製品がおすすめです。

――先生のように好きが昂じて人に役立つ知識が得られるのは素敵なことですね! カレーを食べまくれば何かいいことありますかね(笑)?

泉井先生:カレーはおいしいですが、クルクミンをそのまま食べても歯周病予防にはつながらないので、注意してください(笑)! 有効成分をきちんと浸透させることが重要ですので、商品を探すときにはチェックしてくださいね。

――しかし、カレーと歯周病とは意外でした。さっそく意識しながらカレーも楽しみたいと思います。最後に泉井先生のイチ押しカレーを教えてください。

泉井先生:オススメは色々あるのですが、特に思い入れがあるのは大阪の梅田にある『ピッコロ ホワイティ梅田店』の「スペシャルビーフカリー」です。小学生の時に親に連れられて行って、カレーに夢中になるきっかけをくれたお店です。いまも風味絶佳の欧風カレーは変わることなく健在です。深くリッチなコクとバランス良く配合されたスパイス。敷居が高くなく万人に愛される、カレーの教科書のような味。なにより食べたときの押し寄せる多幸感は唯一無二です。みなさんもカレーを楽しみながら、クルクミンで歯周病予防していきましょう!



ウコン由来成分の「クルクミン」のはたらきに着目し、歯槽膿漏や歯肉炎などの歯周病を予防する薬用ハミガキ「クルクリンPGガード薬用ハミガキ」。日常使いのオーラルケアアイテムとして、ぜひいかが?