このそば、しっかり甘めなんです。―いえ、いきなり脅かすつもりはありません。甘いと言ってもお菓子のような甘さではなく、トウモロコシの持つ味わいなんですが、初めて食べた人はちょっと驚くかもしれません。

これ7月10日(金)から名代(なだい) 富士そばで発売される「じっくりコトコト冷製コーンポタージュそば(仮)」といいます。富士そばとポッカサッポロとの期間限定コラボレーションメニューなのです。

今回は特別に作り方から見せてもらい、発売に先立って味見までさせてもらえることになりました。

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驚愕の作り方―これ、教えていいの?

富士そばさん、まず取り出したのはポッカの缶飲料『じっくりコトコト冷製コーンポタージュ』そして『じっくりコトコト濃厚コーンポタージュ』です。

「じゃ、作りますね」

茹でて冷水でしめたばかりのつやつやのおそばに、缶のコーンポタージュをかけ始めました。えっ? ダイレクト?

「次はこれです」

濃厚コーンポタージュの箱から袋を取り出し、中身の粉末を上からかけ始めました。これもダイレクト!

「仕上げに、天かすと乾燥パセリで出来上がりです」

まさかこれで……

「これで完成です!」

簡単すぎる! なんなら、家でも作れるんじゃないですか、これ。

「実は今回のこのメニュー、“子供でも簡単に作れるレシピ”なので食育としての側面もあるんです」

なるほど、だからこんなにシンプルなんですね。それにしても簡単だ。

7/10(金)の発売では味が変わっているかもしれない

さて、試食です。
明らかに冷製コーンポタージュに粉スープをかけただけのそば、どうなんでしょうか。
……って、冒頭で「甘い」って書いちゃってるんですけどもね。

そうなんです。トウモロコシの甘味がしっかりと生かされたスープなので、そばの風味に負けず、トウモロコシの甘味と香りがしっかりと広がります。甘いけど筆者は結構好きです。
ただ、ランチなんかで「しっかりごはん食べるぞー!」と思ってこの甘さだと拍子抜けする人もいるかもしれません。

缶のスープだけではなく、粉スープがトッピングされているのですが、これが大正解。作っているときの見た目では「やりすぎじゃない?」とすら思ったのですが、この粉スープのおかげでそばの風味とポタージュの強さに強弱が生まれるのです。

トッピングの揚げ玉もほど良い油分とカリカリの食感でとてもいい感じ。シンプルな手間ながら、かなり完成されてます。サッパリとしてヘルシーさもあり、夏場に食べたい日が増えそうなメニューです。

「ただ、まだ迷っているんですよね」というのは富士そばの人。

「7月10日(金)に発売なんですが、塩気をやっぱり足そうか、添え物に何か足そうか、トッピングに違う要素を入れようか、……それともこのままでいいのか、迷っているのは確かです」

最終調整中という、この「じっくりコトコト冷製コーンポタージュそば(仮)」は予定価格420円だそうです。トウモロコシの甘さと風味が生きたおそば、発売時はひょっとしたら味が変わっているかもしれません。

販売店は富士そば代々木店、代官山店、歌舞伎座前店、三田店、大井町店となっています。

レアメニューとなること間違いないこのそば、見かけたら試してみてください。
(筆者も改めて試してみたい所存)

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