新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) 」

日本政府が公開した「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) 」について、感染者の登録がわずか3人のみであることが明らかになった。

アプリは、アプリをインストールしたユーザーに対し、過去にコロナ陽性者と1メートル以内、15分以上の接触した場合に通知を行うもの。

コロナ陽性者の情報は、医療機関などから提供されるものではなく、コロナ感染者自らが保健所から発行された処理番号を登録して初めて機能する。

日本での検査陽性者数は、6月19日には54人、6月20日には65人、そして6月28日に111人になってからは3ケタを維持し、累計2000人以上を数えている。

COCOAでは濃厚接触の疑い通知は7月3日から通知対応になっているが、3日から7日まででは1100人以上が陽性となっており、わずか3人しか登録されていない状態は、アプリがほぼ機能していないことを意味している。

また、アプリ自体の登録者数は人口の6割を超えると感染防止に有効であるとされているが、ダウンロード数は7月8日17時現在で約610万件となっており、登録者数の面でもCOCOAの機能不全を示している。

厚生労働省では「今後も周知に努めたい」としている。

COCOA
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

NHK
URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200708/k10012505171000.html
2020/07/09