「恋愛経験ゼロ」がコンプレックスだった32歳男性。なぜ結婚できた?

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―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

 今回は「モテる男性」よりも「モテなかった男性」のほうが実は結婚をしやすいという事実についてお伝えします。

 皆さん、ウサギとカメの童話は知っていますか? ウサギとカメが山登りの競争をし、ウサギのスタートダッシュにまったく追いつけず、コツコツと山登りをしたカメ。にもかかわらず、最終的にカメが勝ちました。なぜならウサギが途中、あまりに遅いカメを見て昼寝をしたからです。

 この話をすると、「なんでウサギは途中で寝ちゃったんだろう」「ゴールしてから寝ればよかったのに」というような感想が出てきたりします。

 しかし、この童話は実は見え方を変えると人生を考えるうえで重要なポイントが出てきます。ウサギはカメに勝つために勝負していました。だからウサギはカメの遅さを見て「余裕だ」と思い、ゴールする前に寝てしまったのです。

 そもそもカメはウサギと勝負していたのではなく、自分と戦っていたのではないかと思います。だからこそ、ウサギのスタートダッシュや昼寝に見向きもせず、ゴールまでコツコツと走ることができたのです。

◆結婚するためにはモテる必要はまったくない

 先日、成婚したヒデさん(仮名・32歳)は、一度も恋愛を経験したことのない男性でした。私との面談でも「一度も恋愛をしたことのない自分が結婚できるのか不安」と言っており、結婚相談所を27歳から活用していました。

 婚活をお世話する中で、彼の口癖になっていたのが「自分は恋愛経験がないからダメなんだ」ということでした。

「モテるにはどうしたらいいですか?」「モテるためにはなにをすればいいですか?」……とにかく「モテ」を目指すヒデさんに、いつも私は「結婚って最愛の人が一人いればいいんです。モテる必要はありません」と伝え、その度に「そうでした……」と言いつつも落ち込む日々でした。

 ある時、私のところに別の結婚相談所の仲人さんから紹介された女性は、過去に男性との関係のなかで嫌な経験をしたことがあり、あまり女性慣れしている人を好まないという方でした。

「女性慣れをしている人は浮気をする」という強い偏見にも捉えられる価値観を持っていた彼女に私はヒデさんを紹介したいと感じ、おつなぎしたのです。

「何を話せばいいんだろう」と緊張していたヒデさんでしたが、喋るのが好きな女性だったこともあり、お見合いは盛り上がり、その後、デートをする関係に……トントン拍子に話は進んでいきました。

◆恋愛経験がないことが強みになるケースも

 成婚後、彼女に「なぜヒデさんを結婚相手としていいと思ったのか?」という問いに彼女のコンプレックスであった妹の存在の話をした際、ヒデさんの反応がほかの男性と違い、自分の抱えていたものを軽くしてくれたと言っていました。

 ヒデさんの魅力は「相手に合わせる」という点でしたが、それまでは相手に合わせすぎて、「いい人」で終わってしまったり、恋愛対象として見られなかったり……こだわりがないことで男らしくないと思われたこともあるそうです。

 しかし、その能力こそ、彼女のコンプレックスを救ったものでした。ヒデさんはあの童話のカメだったのだと感じます。自分の持つ特徴を「魅力」だと受け入れてくれる人の存在に出会うためにコツコツと活動をしてきたからです。

 彼女のコンプレックスであった妹さんには障害があり、いきなり家を出ることができないのでしばらくは別居婚か私の実家に住んでほしいということでした。彼はあっさりとそれを受け入れ、彼女の実家に住むことにしたのです。もし恋愛経験があったら、「過去の恋愛」と比較したり、「恋愛の常識」にとらわれていたかもしれません。しかし、恋愛経験がなかったからこそ、「彼女の望むことなら一緒に考えていけばいい」と相手に合わせることができたのではないでしょうか。

 結果的にヒデさんは恋愛経験がないからこそ結婚できたわけです。モテる、モテないという他人との比較ではなく、自分を求めるたった一人のためにコツコツと走り続けるほうが結婚につながるということを体現してくれた男性です。

 ぜひとも恋愛経験がないということをコンプレックスに思わず、ヒデさんのように素敵な結婚を手に入れてくださいね。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。メルマガ「結婚につながる恋のコンサルタント山本早織があなたの恋のお悩み解決し、最高の結婚生活の作り方も教えます」が配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」