館長が出てくるボタン

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北海道北見市にある「北の大地の水族館」館長の山内創(@suymuc)さんは、館内にユニークなボタンを設置したことをTwitterで報告した。Twitterユーザーからは「素敵ボタン」「連打したい」などの感想が寄せられている。

館内に設置したというのはなんと「館長が出てくるボタン」。押すと3分程度で館長が現れ、水族館に関することはもちろん、魚とは直接関係ない話もできるというものらしい。

用事がなくてもいいんだ!

館内に設置したのはなんと「館長が出てくるボタン」。押すと3分程度で館長が現れ、水族館に関することはもちろん、魚とは直接関係ない話もできるというものらしい。

ボタンを設置した経緯などが気になったトゥギャッチ編集部は、山内さんにお話をうかがった。なお、実際に行くのは難しかったので今回はメールでのやりとりだ。

お客様とのコミュニケーションを増やしたい

――このボタンが設置されたのはいつからですか?また、アイデアが浮かんでから設置まで、かかった期間は?

ボタンの設置は7月7日からです。発案から実装まではおよそ10日間です。

――「館長が出てくるボタン」を作ろうと思ったきっかけは何でしたか。

1周回って30分かからない小さな施設のため、お客様の満足度を上げてファンの方を増やすために、常々館内でのお客様とのコミュニケーションのきっかけを増やしたいと思っていました。呼び出しボタンというアイディアに至ったのは特にきっかけはありません。

――「理想としていた仕組みの半分くらいしか実現できなかった」とのことですが、どのような仕組みが理想でしたか。

館内にいないことも少なくはないので、私が水族館付近にいてかつボタンが押されたときだけ通知が来るようにしたり、在不在がわかるランプのようなものをつけたりしたかったのですが調べてもわからず、いったん断念してコアの部分だけになりました。

――制作するうえで苦労したのはどんなところですか。

仕事とも趣味とも全く違う分野だったので1から10まで全部苦労しました。まずボタンを押してインターネットに繋がるのはどういう仕組みがあるのかから、MESHを使うことにした後もどうしたらスマホに通知を飛ばすことができるのかまで、正直アプリの設定なども大変でした。

――ボタンは今まで何人の方が押しましたか。また、どんな話をされましたか?

今日(7月7日)は1人の方に押していただきました。コロナ後の賑わいについてお話しました。

――今後もボタンから生まれるコミュニケーションが楽しみですね!ご回答いただきありがとうございました。

山内さんが館長を務める「北の大地の水族館」は、北海道北見市へふるさと納税をした人ならオンラインで見学できる。遠くてボタンを押しにいけないという人も、水族館の雰囲気を味わってみては。

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